レコードの更新
クライアント データセットを使用した更新情報のキャッシュ への移動
変更ログの内容は、クライアント データセットの Delta プロパティにデータ パケットとして格納されます。Delta に格納された変更内容を確定するには、クライアント データセットがそれらをデータベース(またはソース データセットや XML ドキュメント)に適用する必要があります。
クライアントがサーバーに更新内容を適用するときは、次の手順で行われます。
- クライアント アプリケーションがクライアント データセット オブジェクトの ApplyUpdates メソッドを呼び出します。このメソッドは、クライアント データセットの Delta プロパティの内容を(内部または外部の)プロバイダに渡します。Delta は、クライアント データセットのレコードのうち、更新、挿入、削除されたものが格納されているデータ パケットです。
- プロバイダは更新内容を適用しますが、それ自身で解決できない問題レコードはキャッシュに保存します。プロバイダによる更新内容の適用方法の詳細については、「クライアントの更新要求への応答」を参照してください。
- プロバイダでは、未解決のレコードをすべて Result データ パケットでクライアント データセットに返します。Result データ パケットには、更新されなかったレコードがすべて格納されています。また、エラー メッセージやエラー コードなどのエラー情報も含まれています。
- クライアント データセットでは、Result データ パケットで返された更新エラーの調停を 1 レコードずつ試みます。