定数と内部表現
定数の概要:インデックス への移動
ANSI C では、基本データ型(およびそれらのさまざまな組み合わせ)のサイズと数値範囲は実装固有であり、通常はホスト コンピュータのアーキテクチャに基づいて決まることになっています。 C++Builder の場合、ターゲット プラットフォームは IBM PC ファミリ(およびその互換機)なので、Intel Pentium 系マイクロプロセッサのアーキテクチャによって、さまざまなデータ型の内部表現が決定されます。
データ型のサイズと値の範囲を次の表に示します。
32 ビット データ型とそのサイズおよび値の範囲
タイプ |
サイズ(ビット) |
範囲 |
用途の例 |
unsigned char |
8 |
|
小さい数、完全な PC 文字セット |
char |
8 |
|
非常に小さい数、ASCII 文字 |
short int |
16 |
|
計数、小さい数、ループ制御 |
unsigned int |
32 |
|
大きい数、ループ |
int |
32 |
|
計数、小さい数、ループ制御 |
unsigned long |
32 |
|
天文学的距離 |
enum |
32 |
|
値の順序集合 |
long |
32 |
|
大きい数、人口 |
float |
32 |
|
科学技術(7 桁精度) |
double |
64 |
|
科学技術(15 桁精度) |
long double |
80 |
|
財務(18 桁精度) |
「数値型の内部表現」では、これらの型が Intel Pentium 系マイクロプロセッサで内部的にどう表現されるかを示しています。