複合フラグメントを操作する - UML 2.0
相互作用図の手順 への移動
このトピックでは、複合フラグメントの操作方法について説明します。
複合フラグメントを作成するには:
- ダイアグラムの ツール パレット で [複合フラグメント] を選択し、作成先のライフラインをクリックします。
- 表示される ステートメント ブロックの選択 ダイアログ ボックスで、希望するオペレータを使用可能なオペレータのリストから選択します。
あるいは、モデル ビューやダイアグラム ビューのコンテキスト メニューを使用して、複合フラグメントを作成することもできます。
それには、モデル ビューまたはダイアグラム ビューで、目的のライフラインまたは実行仕様を、選択します。 選択したコンテキスト メニューから、追加 > 複合フラグメントを選択します。 これにより、選択した場所に複合フラグメントが作成されます。
結果: 複合フラグメントが、目的のライフラインまたは実行仕様に追加されます。 新しく作成された複合フラグメントはそれぞれ異なる色で表示され、ネストしたフレームの同一クラスタ内で他の複合フラグメントと区別できるようになっています。
ネストしたオペレータを作成するには:
- 目的の複合フラグメントを選択します。
- オブジェクト インスペクタ の [オペレータ] フィールドで、選択ボタンをクリックします。 複合フラグメント オペレータの編集 ダイアログ ボックスが表示されます。
- [オペレータの編集] コンボボックスで、希望するオペレータを選択します。 特定のオペレータでパラメータが使用可能な場合は、隣のフィールドにパラメータ値を入力します。 区切り記号にはコンマを使用します。
- 追加 ボタンをクリックします。 オペレータのリストと複合フラグメントの記述子において、既存のエントリの下に新しい行が表示されます。
- 追加 ボタンと 削除 ボタンを使用して、目的とするネストしたオペレータのリストを作成します。 ネストしたオペレータの適切な順序を指定するには、上へ ボタンや 下へ ボタンを使用します。
- 終了 をクリックして、変更内容を適用します。
結果: ネストしたオペレータが、指定した順序で複合フラグメントの記述子に一覧表示されます。
新しい複合フラグメント ノードを既存のフラグメント ノード内に配置することで、ネストした複合フラグメントを作成できます。 その場合、新しいノードはそれぞれ別の色で表示されます。 色はランダムに選択されます。 内側のフレームは外側のフレームと同じように扱うことができます。つまり、 ライフラインに沿って移動したり、複数のライフラインにまたがって広げることができます。また、切り離しや結合も可能です。 なお、フレームからメッセージ リンクを描画すると、メッセージが入るようにフレームも自動的に拡大され、外側にフレームがある場合にはそれらも一緒に拡大されます。
オペランドを作成するには:
- モデル ビューまたはダイアグラム ビューで、目的の複合フラグメントを選択します。
- その複合フラグメントのコンテキスト メニューから、追加 > 相互作用オペランド を選択します。
- 相互作用制約ノードで、制約の記述に使用する言語を選択します。 それには、[制約言語] ドロップダウン リストをクリックし、[OCL] または [テキスト] を選択します。
- 制約式を入力します。
- 引き続き、オペランドを必要なだけ追加します。
- 変更を適用します。
結果: 新しいオペランドが作成されます。 複合フラグメントのオペランド セクションに制約のテキストが表示されます。