静的パッケージのビルド

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C++ の静的パッケージ ライブラリ(.lib)をビルドする場合は、動的ライブラリ(.bpl)のビルドに使用される C++ オブジェクト ファイルとは異なる一連のC++ オブジェクト ファイルが必要になります。

ビルド コマンドやメイク コマンドを実行すると、C++ コンパイラは以下の 2 種類の C++ オブジェクト ファイル群を生成します。

  • 動的ライブラリ(.dll または .bpl)の C++ オブジェクト ファイルは以下のコマンドラインでビルドされます。
    • BCC32 -D_RTLDLL;USEPACKAGES または
    • DCC32 -JPHNE(C++ オブジェクト ファイルと C++ ヘッダー ファイルを名前空間に生成し、すべてエクスポート)
  • 静的ライブラリ(.lib)の C++ オブジェクト ファイルは以下のコマンドラインでビルドされます。
    • BCC32 -U_RTLDLL;USEPACKAGES または
    • DCC32 -JPHN(C++ オブジェクト ファイルと C++ ヘッダー ファイルを名前空間に生成)
  • どちらの種類のライブラリの場合も、TLIB ライブラリ マネージャにより、\bpilib ディレクトリに実際のライブラリが作成されます。

動的ライブラリ(.bpl)用の C++ オブジェクト ファイルはユーザーのプロジェクト ディレクトリに出力されます。

静的ライブラリ(.lib)用の C++ オブジェクト ファイルは、ユーザーのプロジェクト ディレクトリに作成されたサブディレクトリ(一般に \Debug\Win32\staticobjs ディレクトリ)に出力されます。

関連項目