AppAnalytics の概要
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RAD StudioRAD Studio には AppAnalytics が組み込まれており、アプリケーションの使用状況のアナリティクス(分析結果)を手軽に入手することができます。 アプリケーション ソース コードは無料で入手可能であり、専有無料ソフトウェア ライセンスもあるため、ユーザーは独自の AppAnalytics サーバーをホストとすることができます。インストーラは GetIt パッケージ マネージャにあります。
AppAnalytics では、使用状況に関する次のような情報を収集できます。
- アプリケーションの使用頻度。
- アプリケーションのアクティブ ユーザーの数。
- アプリケーションのクラッシュの頻度。
- アプリケーションでのユーザーによるフォームやコントロールのナビゲーション。
カスタム イベントさえ必要に応じて追跡できます。数分後には、Web インターフェイスでこれらすべての分析結果にアクセスできるようになります。
RAD Studio にこの機能が統合されていることにより、サポートされているすべてのターゲット プラットフォーム上の Delphi アプリケーションおよび C++Builder アプリケーションで AppAnalytics を使用することができます。AppAnalytics は FireMonkey と VCLでサポートされています。
AppAnalytics 個人情報の収集や送信を行いません。 これは、完全に匿名のものです。カスタム イベント追跡を使用する場合、どんな細かいデータも送信しないように気を付ける必要があります。
AppAnalytics 入門
AppAnalytics を使用するには、アプリケーションに AppAnalytics コンポーネントをドロップし、そのコンポーネントのいくつかのオプションを設定するだけです。AppAnalytics コンポーネントは FireMonkey と VCL フレームワークと同じですが、異なる実装です。
詳細については、次のトピックを参照してください。
AppAnalytics Web インターフェイスへのアクセス
AppAnalytics Web インターフェイスにおいて、自分の EDN アカウントでサインインすることができます。
次のことを行うには、AppAnalytics Web インターフェイスにアクセスする必要があります:
- アプリケーションを一意に識別するアプリケーション ID の取得。
- アプリケーションの使用状況分析結果の参照。
取得可能な AppAnalytics アカウントの種類の詳細については、AppAnalytics 製品ページを参照してください。
アプリケーション ID の取得
アプリケーション ID を取得するには:
- AppAnalytics Web インターフェイスに行きサインインします。EDN アカウントでサインイン可能です。
- 一旦、サインインしたら、新しいアプリケーションを作成する必要があります。
- [Application Name]を入力し、[Save]をクリックします。 その後、AppAnalysis は アプリケーション IDを提供します。
- [Application ID]フィールドの内容を、両端の中かっこ("{" と "}")を含めて完全にコピーし、この ID を AppAnalytics コンポーネントの ApplicationID プロパティに追加する必要があります。
- 後から、AppAnalytics Web インターフェイスでアプリケーションの使用状況の分析を参照することができます。