__declspec(pascalimplementation)
カテゴリ
構文
__declspec( pascalimplementation ) declarator
pascalimplementation 引数は、クラスを定義するコードが Object Pascal で実装されたことを示します。 この指定子は C++ コンパイラに対して、declarator
の RTTI/VMT/TypeId を生成しないよう指示します(Delphi コンパイラによって既に生成されているため)。 この修飾子は、Object Pascal の移植性のために用意されているヘッダー ファイル(拡張子は .hpp
)で使用されます。
説明
Delphi のパッケージは -JPHNE
フラグを指定してコンパイルすることができ、それにより、パッケージ内の関数の C++ ヘッダーである、拡張子が .hpp のファイルが生成されます。 これらの関数は、Delphi OOP ルールによる制約をコンパイラが実施できるよう、__declspec(pascalimplementation)
と宣言する必要があります。
メモ: 自分で記述する C++ プログラムでこの __declspec 指定子を使用してはなりません。 この指定子を含むことができるのは、Delphi コンパイラが生成するコードです。