METHODINFO 指令(Delphi)
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種類 |
スイッチ |
構文 |
{$METHODINFO ON} または {$METHODINFO OFF} |
デフォルト |
{$METHODINFO OFF} |
スコープ |
ローカル |
$METHODINFO スイッチ指令は、{$TYPEINFO ON} スイッチで実行時型情報(RTTI)がオンになっている場合にのみ有効です。{$TYPEINFO ON} の状態では、$METHODINFO 指令は、より詳細なメソッド記述子をインターフェイス内のメソッドの RTTI に生成するかどうかを制御します。{$TYPEINFO ON} の場合は、published メソッドの RTTI が多少生成されますが、情報のレベルは限られています。$METHODINFO 指令では、メソッドの RTTI がはるかに詳細(かつ大量)に生成され、そこには、メソッドのパラメータがスタック上やレジスタ内にどう渡されるかが記述されています。
アプリケーションで $METHODINFO コンパイラ スイッチを直接使用する必要はほとんどありません。メソッド情報により実行可能ファイルのサイズがかなり増えるため、一般用途にはお勧めしません。
メモ: Delphi コンパイラの Win32 Web サービス サポート コードでは、ネットワーク パケットで受け取ったパラメータをターゲット メソッドに渡すためにメソッド情報記述子を使用します。{$METHODINFO ON} は、Web サービス インターフェイス型にのみ使用されます。