TOUCH.EXE

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TOUCH.EXE は、指定されたファイルの日付と時刻をシステムの現在(または指定)の日付と時刻に設定します。


コマンドライン構文

touch [<options>] <filename> [<filename>...] 

指定された名前に一致するファイルが見つからない場合、TOUCH は正しいタイム スタンプを持つ長さ 0 のファイルを作成します。 自動的にファイルを作成させないようにするには、-c オプションを使用します。

TOUCH は長いファイル名に対応しています。 *? のワイルドカードを含むファイル名を <filename> に使用して、複数のファイルのタイム スタンプを一度に更新することもできます。 -s オプションを使用すると、すべてのサブディレクトリを調べて一致するファイルを更新することができます。

TOUCH を使用する前に、システムの内部クロックが正しく設定されていることを確認してください。

コマンドライン オプション

TOUCH.EXE では、以下の表に示すコマンドライン オプションをサポートしています。

TOUCH のコマンドライン オプション

オプション 説明
-h
-h2
  • -h -- ヘルプ情報を表示します(オプションやファイル名を指定せずに TOUCH と入力するのと同じです)。
  • -h2 -- 拡張ヘルプ情報を表示します。
-c

ファイルがまだ存在しない場合は、ファイルを生成しません。 デフォルトでは、ファイルが生成されます。

-D

(ワイルドカードが指定された場合は)ディレクトリのタイム スタンプも更新します。

-d
-t

ファイルの日付や時刻を指定の日付や時刻に設定します。
-d オプションと -t オプションの働きは同じです。 1 つのオプションで日付または時刻を設定するか日付と時刻の両方を設定するかは、指定されたパラメータの形式で決まります。 サポートされている形式は以下のとおりです。

  • <nn>
    <hh><mm>[<yy>] -- UNIX 形式の構文。 この形式では、日付と時刻の両方を設定します。 詳細は以下のとおりです。
    • <nn> -- 月を 2 桁で設定します。
    • -- 日を 2 桁で設定します。
    • <hh> -- 時を 2 桁で設定します。
    • <mm> -- 分を 2 桁で設定します。
    • <yy> -- 年を 2 桁で設定します。 省略可能。
  • <hh>:<mm>:[<ss>] -- この構文では時刻のみ設定します。 詳細は以下のとおりです。
    • <hh> -- 時を 2 桁で設定します。
    • <mm> -- 分を 2 桁で設定します。
    • <ss> -- 秒を 2 桁で設定します。省略可能。
  • <mm>-
    [-<yy>]
<mm>/
[/<yy>] -- これら 2 種類の構文では日付のみ設定します。 詳細は以下のとおりです。
    • <nn> -- 月を 2 桁で設定します。
    • -- 日を 2 桁で設定します。
    • <yy> -- 年を 2 桁で設定します。 省略可能。

各パラメータのサポート範囲は以下のとおりです。

  • 月 -- 01 ~ 12
  • 日 -- 01 ~ 31
  • 時 -- 00 ~ 23
  • 分 -- 00 ~ 59
  • 秒 -- 00 ~ 59
  • 年 -- 年の最後の 2 桁(1980 年から 2079 年までを表す)

たとえば、次のようになります。

-t1231235911  //month=12, day=31, hour=23, minute=59, year=11 (year=2011)   
-d0102030400  //month=01, day=02, hour=03, minute=04, year=99 (year=1999)   
-t12/31/11    //month=12, day=31, year=11 (year=2011)   
-d12-31-11    //month=12, day=31, year=11 (year=2011)   
-d12:31:11    //hour=12, minute=31, second=11  
-n

ファイルの一覧を示します。 -n オプションの場合、一致するファイルの日付や時刻は変更されません。

-r<filename>

コマンド ラインで指定されたファイルの日時を、<filename> ファイルの日時に一致するように設定します。

-s

サブディレクトリ内も再帰的に処理します。

-v

詳細表示モード。 TOUCH の処理を実行した各ファイルを表示します。

-w

ファイルが見つからなかった場合や日時の値が無効な場合には警告します。 デフォルトでは、警告します。

-a, -f, -m

-a-f-m は無視され、メッセージは出力されません(Unix との互換性のために用意されています)。


関連項目