VCL スタイルから FireMonkey スタイルへの変換

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VCL スタイルと FireMonkey スタイル

VCL スタイルは、ラスタがベースとなっていて、ビットマップで構成されます。 VCL スタイル内のオブジェクトはどれも、そのスタイルに割り当てられた画像の部分画像です。 これらの画像は[ビットマップ スタイル デザイナ]で変更することができます。

FireMonkey スタイルは一方、TEllipseTRectangle といった、ビットマップやベクトル図形の両方を使用することができます。FireMonkey スタイルは、TCustomStyleObject および TImage オブジェクトを使用して、完全にビットマップで作成することができます。そのため、VCL スタイルを FireMonkey スタイルに変換することが可能です。

VCL スタイルの作成

VCL スタイルは、「[ビットマップ スタイル デザイナ]を使用してスタイルを作成する」の手順で作成します。

VCL スタイルから FireMonkey スタイルへの変換

[ビットマップ スタイル デザイナ]で VCL スタイルを開き、そのスタイルを FireMonkey スタイル(.style ファイル)として保存するだけです。手順は以下のとおりです。

  1. [ツール|ビットマップ スタイル デザイナを選択します。
  2. [ビットマップ スタイル デザイナ]で、[ファイル|開く...]を選択し、変換したい VCL スタイルを選択します。
    ヒント: RAD Studio 製品インストール時:
    • VCL スタイルは、C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\21.0\Redist\styles\vcl にあります。
    • FireMonkey スタイルは、C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\21.0\Redist\styles\Fmx にあります。
  3. メニューから[ファイル|名前を付けて保存...]を選択します。
  4. [ファイルの種類][FireMonkey スタイル (*.style)]に設定します。
  5. デフォルトのファイル名は Style です。 ファイル名を変更したい場合には、スタイルの別の名前を指定します。
  6. [保存]をクリックします。

FireMonkey ファイルは .style ファイルとしてディスクに保存されます。元の VCL スタイル ファイル(.vsf ファイル)は、[ビットマップ スタイル デザイナ]で開いたままになります。

関連項目