VCL タスクバー
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タスクバー コンポーネントにより、Windows タスクバー(Windows 7 および Windows 8 の場合)でアプリケーションの制御や情報提供を行えます。
タスクバー ボタンを使って行えることは、次のとおりです。
- 指定された進行状況バーの進行状況をタスクバー ボタンに表示し更新すること
- 関連付けられた進行状況バーの状態をさまざまな色で表示すること
- アプリケーションのタスクバー アイコンに画像をオーバーレイすること
- タスクバー内のアプリケーションのサムネイル プレビューに複数のボタンを追加すること
- http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/dd562321(v=vs.85).aspx も参照してください。
- プレビューについては、MDI アプリケーションの場合、子ウィンドウはすべて、プレビューに自動的に追加され、別のウィンドウのように表示されます(Internet Explorer のタブと同様に、複数のタブを開くと、タブごとにミニ ウィンドウがプレビューに表示されます)。
- 'タブ'(フォーム)を登録してタスクバー プレビューに複数の画像を表示すること
- プレビューには、フォームをそのまま表示することも、フォームの一部の領域を切り取って表示することも、新しい画像を生成して表示することも可能です。
タスクバー コンポーネントを使用し、それを正しく機能させるには、次の条件を満たす必要があります。
- アプリケーションが Windows 7 または Windows 8 で動作していること。
- Windows Aero テーマが有効になっていること(ただし、Windows 7 Home Basic エディションまたは Windows 7 Starter エディションには含まれていません)。
ProgressMaxValue プロパティと ProgressValue プロパティを使用すると、下図のように、アプリケーションに関連する進行状況を表示できます。
進行状況は、アプリケーションの状態に応じて、異なる色で表示することができます。色は、ProgressState プロパティを使って次のように設定することができます。
ProgressState の値 | アイコン |
---|---|
None |
|
Normal |
|
Error |
|
Paused |
|
Indeterminate |
また、Windows タスクバーのアプリケーション アイコンの上にユーザーがマウスを移動したときに表示されるタスクバー ボタン(下図参照)を追加することもできます。
あるいは、アプリケーションでよく行われるタスクや最近開いたファイルまたはよく使用するファイルなど、どのようなものにもすばやくアクセスできるようになるジャンプ リスト(下図参照)を定義することができます。