VCL フォーム アプリケーションでの ActionManager を使用したアクションの作成
次の手順では、RAD Studio で ActionManager を使用してアクションを作成する方法を説明します。テキスト編集アプリケーションのようなテキスト領域を持つ簡単なユーザー インターフェイスを作成し、ファイルを開くアクションを実行するファイル メニュー項目の作成方法を説明します。
ActionManager のアクションを使用する VCL アプリケーションを作成する手順の概要は、次のとおりです。
- メイン ウィンドウを作成します。
- ファイルを開くアクションを ActionManager に追加します。
- メイン メニューを作成します。
- メニューにアクションを追加します。
- アプリケーションをビルドして実行します。
メイン ウィンドウを作成してファイルを開くアクションを追加するには:
- [ファイル|新規作成|その他...|Delphi プロジェクト]または[C++Builder プロジェクト]を選択し、[VCL フォーム アプリケーション]アイコンをダブルクリックします。VCL フォーム デザイナが開きます。
- [ツール パレット]の[Additional]ページから、TActionManager コンポーネントをフォームに追加します。
- TActionManager をダブルクリックしてアクション マネージャ エディタを開きます。
ヒント: ActionManager などの非ビジュアル コンポーネントのキャプションを表示するには、[ツール|オプション...|環境オプション]を選択します。[フォーム デザイナ]ページを開き、[コンポーネント キャプションの表示]をオンにして、[OK]をクリックします。
- [アクション]タブが選択されていない場合はクリックします。
- ドロップダウン リストから[標準アクションの新規追加...]を選択し、[標準アクション クラス]ダイアログを表示します。
- [ファイル]カテゴリまでスクロールし、TFileOpen アクションをクリックします。
- [OK]をクリックして、ダイアログを閉じます。
- アクション マネージャ エディタで[ファイル]カテゴリを選択します。[アクション]リスト ボックスに[開く...]が表示されます。
- [閉じる]をクリックして、エディタを閉じます。
メイン メニューを作成するには:
- [ツール パレット]の[Additional]ページから、TActionMainMenuBar コンポーネントをフォームに配置します。
- アクション マネージャ エディタを開き、[カテゴリ]リスト ボックスで[ファイル]カテゴリを選択します。
- [ファイル]を空のメニュー バーにドラッグします。メニュー バーに[ファイル]と表示されます。
アプリケーションをビルドして実行するには:
- [実行|実行]を選択します。アプリケーションが起動し、メイン メニュー バーと[ファイル]メニューのあるフォームが表示されます。
- [ファイル|開く...]を選択します。ファイルを[開く]ダイアログが表示されます。