WSDL インポータの使用

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WSDL インポータを使用するには、次のいずれかを選択します。

  • [ファイル|新規作成|その他...|Delphi プロジェクトまたは C++Builder プロジェクト|Web サービス|WSDL インポータ]
  • [コンポーネント|WSDL のインポート...]

メモ:[ファイル|新規作成|その他...|WSDL インポータ]から WSDL インポータを呼び出す場合には、あらかじめアプリケーションを作成しておかなければコマンドを起動できませんが、[コンポーネント|WSDL のインポート...]を使用する場合には、アプリケーションを作成していなくてもウィザードを起動できます。

このトピックでは概要だけを説明します。 ウィザードについての詳細は、「[WSDL のインポート]ウィザード」を参照してください。

[WSDL のインポート]ウィザードの[WSDL の場所]で、WSDL ドキュメント(または XML ファイル)のファイル名を指定するか、WSDL ドキュメントまたは XML ドキュメントが公開されている URL を指定します。 WSDL ドキュメントが認証を必要とするサーバー上にある(または認証が必要なプロキシ サーバーを使用してアクセスする必要がある)場合は、ユーザー名とパスワードを指定しなければ、ウィザードで WSDL ドキュメントを取得することができません。

また、SOAP バージョンと WSDL インポート オプションをウィザードで選択する必要があります。 選択したオプションに基づいて、インポータがコードを生成する方法が構成されます。 選択を終えて[完了]をクリックすると、WSDL インポータにより、Web サービス フレームワークと互換性がある WSDL ドキュメント内の定義ごとに生成されたコードが表示されます。 つまり、SOAP バインディングがあるポート型だけが使われます。

サーバーまたはクライアント アプリケーションを記述するときは、WSDL インポーターを使用できます。 サーバーを記述するときは、[オプション]ボタンをクリックし、表示されたダイアログで、インポーターでサーバー コードを生成するかどうかを示すオプションをオンにします。 このオプションを選択すると、インポーターにより呼び出し可能インターフェイス用の実装クラスが生成されます。必要なのは、メソッドの本体を追加するだけです。

警告:定義済みの Web サービスを実装するサーバーを作成するために WSDL ドキュメントをインポートする場合は、引続き、対象サービス専用の WSDL ドキュメントを公開する必要があります。 インポートされた WSDL ドキュメントと生成された実装では、多少の差分があります。 たとえば、WSDL ドキュメントや XML スキーマ ファイルが、キーワードでもある識別子を使用する場合は、インポーターは、生成されたコードがコンパイルできるように、名前を自動的に調整します。

[完了]をクリックすると、インポーターはドキュメントで定義された処理用の呼び出し可能なインターフェイスを定義し、登録する、さらにドキュメントで定義されるタイプ用のリモート可能なクラスを定義し、登録できるユニットを新規作成します。

代替の方法として、コマンド ラインから WSDL インポーターを使用できます。 サーバーの場合は、次のとおり、コマンド ライン インポーターを -Os オプションを指定して呼び出します。

WSDLIMP -Os -P -V MyWSDLDoc.wsdl
WSDLIMP -Os -C -V MyWSDLDoc.wsdl

クライアント アプリケーションの場合は、次のとおり、コマンド ライン インポーターを -Os オプションを指定しないで呼び出します。

WSDLIMP -P -V MyWSDLDoc.wsdl
WSDLIMP -C -V MyWSDLDoc.wsdl

ヒント:WSDL インポーターを IDE で使用するときに、このコマンド ライン インタープリタには、一部利用できないオプションがあります。 詳細は、WSDLIMP のヘルプを参照してください。

関連項目