クライアントデータセットのカーソルをコピーする
別のデータセットからのデータのコピー への移動
クライアント データセットは、CloneCursor メソッドを使用することにより、実行時にデータの 2 つ目のビューを操作できるようになります。 CloneCursor により、2 つのクライアント データセットは、元のクライアント データセットのデータを共有します。 これは、元のデータをすべてコピーするよりコストはかかりませんが、データが共有されるため、2 つめのクライアント データセットを変更すると、元のクライアント データセットにも影響します。
CloneCursor は、3 つのパラメータをとります: Source は、クローンするクライアント データセットを指定します。 残りの 2 つのパラメータ(Reset と KeepSettings)は、データ以外の情報をコピーするか示します。 この情報には、フィルタ、現在のインデックス、マスタ テーブルへのリンク(ソース データセットが詳細セットの場合)、ReadOnly プロパティ、そして、接続コンポーネントやプロバイダへのリンクなどが含まれます。
Reset と KeepSettings が False の場合、クローンされたクライアント データセットが開かれると、ソースのクライアント データセットの設定が、そのクローン後のプロパティを設定するために使用されます。 Reset が True の場合、クローン後のデータセットのプロパティには、デフォルト値が与えられます(インデックスまたはフィルタなし、マスタ テーブルなし、ReadOnly は False、接続コンポーネントやプロバイダの指定なし)。 KeepSettings が True の場合、クローン先データセットのプロパティは、変更されません。