ソートとインデックス付け
クライアント データセットを使用したデータの取り扱い への移動
インデックスを使用すると、次のように、アプリケーションにとっていくつかのメリットがあります。
- クライアント データセットで、データの位置をすばやく特定できます。
- 範囲を適用して、使用可能なレコードを制限できます。
- アプリケーションで、ルックアップ テーブルやマスタ/詳細フォームなどの他のデータセットとの関係をセットアップできます。
- レコードの表示順序が指定されます。
クライアント データセットがサーバー データを表すか、外部プロバイダを使用する場合は、受信するデータに基づいて、デフォルトのインデックスとソート順序が継承されます。デフォルト インデックスは DEFAULT_ORDER と呼ばれます。この順序付けを使用することはできますが、インデックスの変更や削除はできません。
デフォルト インデックスに加えて、クライアント データセットでは、CHANGEINDEX と呼ばれる第 2 のインデックスを保持します。このインデックスは、変更ログに格納されている変更レコード(Delta プロパティ)を対象とするものです。CHANGEINDEX では、Delta で指定された変更が適用された場合、クライアント データセット内のすべてのレコードを出現順に並べます。CHANGEINDEX は、DEFAULT_ORDER から継承した順序付けに基づいています。DEFAULT_ORDER の場合と同様に、CHANGEINDEX インデックスについても変更や削除はできません。
他の既存インデックスを使用したり、独自のインデックスを作成することができます。次のトピックでは、クライアント データセットでインデックスを作成および使用する方法について説明しています。
メモ: テーブルタイプ データセットのインデックスに関する資料に目を通してもよいでしょう。この資料はクライアント データセットにも当てはまります。この資料については、「インデックスを使用したレコードの検索」および「範囲でのレコードの制限」で説明しています。