デバッグ シンボル テーブルの検索順序を設定する
操作手順:デバッガを使用する への移動
目次
シンボル テーブルは、デバッグ時に内部的に使用されます。デフォルトでは、RAD Studio は、使用できるすべてのシンボル テーブルを検索し使用します。ただし、このシンボル テーブルを検索する順序を制御できます。検索するシンボル テーブルを限定して、デバッグ処理の速度を上げることもできます。
シンボル テーブル ファイルの拡張子は、パーソナリティ設定によって異なります。
- Delphi では、コンパイラがシンボル テーブルをメモリに保持するため、外部シンボル ファイルが使用されません。ただし、リモート アプリケーションをデバッグする場合は、RSM デバッグ ファイルを生成する必要があります。
- C++ では、TDS デバッグ ファイルを使用します。ただし、デバッグ情報がプロジェクトの実行可能ファイルに含まれている場合、外部シンボル テーブルは使用されません。
シンボル テーブルを検索する順序の設定
ステップ | 説明 | メニュー パス |
---|---|---|
1 |
プロジェクト固有の検索パスを指定します。 |
[プロジェクト|オプション...|デバッガ|シンボル テーブル] |
2 |
[ツール|オプション...|デバッガ オプション|Embarcadero デバッガ] | |
3 |
| |
4 |
言語固有のグローバル パスを指定します。 |
プロジェクト固有の検索パスを指定する
- [プロジェクト|オプション...|デバッガ|シンボル テーブル]を選択します。
- [デバッグ シンボル検索パス]フィールドで、パスを指定します。あるいは、ボタンをクリックし、デバッガで使用するシンボル テーブルのパスを参照します。
- 検索を特定のシンボル テーブルに限定する場合は、次のステップに進みます。デバッガですべてのパスを検索する場合は、[OK]をクリックして、一般のプロジェクト検索パスの指定を終了します。
- [すべてのシンボルを読み込む]チェック ボックスをオフにします。
- [新規作成...]をクリックします。[シンボル テーブル検索パスの追加]ダイアログ ボックスが表示されます。
- デバッグするモジュールの名前と、そのモジュールのシンボル テーブルが含まれているパスを 1 つ以上入力します。複数のパスを指定する場合は、セミコロンを使用してそれらを区切ります。
- [OK]をクリックします。[シンボル テーブル検索パスの追加]ダイアログ ボックスが閉じ、追加したモジュールとパスがテーブルに表示されます。
メモ: このリストでは、パスを空白にし[未指定モジュールのシンボルを読み込む]チェック ボックスをオンにすることで、デバッガで検索しないモジュールとパスを指定できます。
- [シンボル テーブル]ページで[OK]をクリックします。
すべてのプロジェクトのグローバル パスを指定する(Delphi と C++ の場合のみ)
- [ツール|オプション...|デバッガ オプション|Embarcadero デバッガ]を選択します。
- [デバッグ用シンボル検索パス]フィールドで、デバッガで使用するシンボル テーブルのパスを入力するか参照します。
- [OK]をクリックします。
プロジェクトの言語固有のパスを指定する
Delphi の場合:
- [プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ]を選択します。このページには、シンボル テーブルのパスを指定できるフィールドが 4 つあります。これらのパスは、デバッグ時に以下の順序で検索されます。
- [検索パス]
- [パッケージの出力ディレクトリ]
- [DCP 出力ディレクトリ]
- [出力ディレクトリ]
- これらの各フィールドで、デバッガで使用するシンボル テーブルのパスを入力するか参照します。
- [OK]をクリックします。
C++ の場合:
- [プロジェクト|オプション...|C++ (共有オプション)]を選択します。このページの 3 つのフィールドでは、シンボル テーブルのパスを指定できます。これらのパスは、デバッグ時に以下の順序で検索されます。
- [インクルード パス]
- [ライブラリ パス]
- [BPI/Lib 出力]
- これらの各フィールドで、デバッガで使用するシンボル テーブルのパスを入力するか参照します。
- [OK]をクリックします。
言語固有のグローバル パスを指定する
Delphi の場合:
- [ツール|オプション...|環境オプション|Delphi オプション|ライブラリ]を選択します。このページには、シンボル テーブルのパスを指定できるフィールドが 3 つあります。これらのパスは、デバッグ時に以下の順序で検索されます。
- [ブラウザ検索パス]
- [DCP 出力ディレクトリ](C++ では使用されません)
- [パッケージの出力ディレクトリ]
- これらの各フィールドで、デバッガで使用するシンボル テーブルのパスを入力するか参照します。
- [OK]をクリックします。
C++ の場合:
- [ツール|オプション...|環境オプション|C++ オプション|パスとディレクトリ]を選択します。このページには、シンボル テーブルのパスを指定できるフィールドが 4 つあります。これらのパスは、デバッグ時に以下の順序で検索されます。
- [ブラウザ検索パス]
- [インクルード パス]
- [パッケージの出力ディレクトリ]
- [BPI/LIB 出力ディレクトリ]
- これらの各フィールドで、デバッガで使用するシンボル テーブルのパスを入力するか参照します。
- [OK]をクリックします。
関連項目