他のデータベース対応コントロールが入ったグリッドの作成

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データ コントロールの使用:インデックス への移動


Vcl.DBCGrids.TDBCtrlGrid コントロールは、複数のレコードの複数のフィールドを表形式のグリッドに表示します。グリッド内の各セルは、1 つの行の複数のフィールドを表示します。

データベース コントロール グリッドを使用するには:

  1. データベース コントロール グリッドをフォーム上に配置します。
  2. グリッドの DataSource プロパティにデータ ソースの名前を設定します。
  3. グリッドの設計セルの中に個々のデータ コントロールを追加します。グリッドの設計セルとは、グリッド内の一番上または一番左のセルで、他のコントロールを配置できる唯一のセルです。
  4. 各データ コントロールの DataField プロパティにフィールドの名前を設定します。これらのデータ コントロールのデータ ソースは、データベース コントロール グリッドのデータ ソースと同じものに既に設定されています。
  5. セル内でコントロールを好きなように配置します。

データベース コントロール グリッドを含むアプリケーションをコンパイルして実行すると、設計セルで設定したデータ コントロールの配置が、実行時にはグリッド内の各セルに複製されます。各セルにはデータセット内のそれぞれ異なるレコードが表示されます。

D32recgd.jpg

次の表に、設計時に設定可能な、データベース コントロール グリッドに特有のプロパティの一部を示します。

データベース コントロール グリッドのプロパティ(抜粋): 

プロパティ 用途

AllowDelete

True(デフォルト)の場合: レコードの削除を許可します。False の場合: レコードの削除を許可しません。

AllowInsert

True(デフォルト)の場合: レコードの挿入を許可します。False の場合: レコードの挿入を許可しません。

ColCount

グリッド内の列数を設定します。デフォルトは 1 です。

Orientation

goVertical(デフォルト)の場合: レコードを上から下へ表示します。goHorizontal の場合: レコードを左から右へ表示します。

PanelHeight

個々のパネルの高さを設定します。デフォルトは 72 です。

PanelWidth

個々のパネルの幅を設定します。デフォルトは 200 です。

RowCount

表示するパネル数を設定します。デフォルトは 3 です。

ShowFocus

True(デフォルト)の場合: 実行時に現在のレコードのパネルの周囲にフォーカスの四角形を表示します。False の場合: フォーカスの四角形を表示しません。


関連項目