継承したプロパティの公開（グラフィック）

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コンポーネント タイプを派生させると、新しいコンポーネントの表に出す上位クラスの protected 部分で宣言されているプロパティとイベントのどちらをかを決めることができます。TGraphicControl には、コンポーネントがコントロールとして機能できるようにするすべてのプロパティが既に公開されているので、公開する必要があるのは、マウス イベントに反応してドラッグ アンド ドロップを処理する機能だけです。

継承したプロパティとイベントの公開については、「継承プロパティの公開」および「イベントの公開」で説明しています。どちらのプロセスでも、クラス宣言の公開済みの部分にあるプロパティの名前だけを再宣言する必要があります。

図形コントロールの場合、3 つのマウス イベント、3 つのドラッグ アンド ドロップ イベント、および 2 つのドラッグ アンド ドロップ プロパティを公開できます。

type
  TSampleShape = class(TGraphicControl)
  published
    property DragCursor;        { drag-and-drop properties }
    property DragMode;
    property OnDragDrop;        { drag-and-drop events }
    property OnDragOver;
    property OnEndDrag;
    property OnMouseDown;       { mouse events }
    property OnMouseMove;
    property OnMouseUp;
  end;

class PACKAGE TSampleShape : public TGraphicControl
{
private:
__published:
    __property DragCursor ;
    __property DragMode ;
    __property OnDragDrop ;
    __property OnDragOver ;
    __property OnEndDrag ;
    __property OnMouseDown ;
    __property OnMouseMove ;
    __property OnMouseUp ;
};

サンプルの図形コントロールにより、ユーザーはマウスとドラッグ アンド ドロップの相互作用を利用できるようになりました。