計算フィールドのプログラミング
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計算フィールドを定義したら、その値を計算するコードを記述しなければなりません。記述しなければ、フィールドは必ず null 値になります。計算フィールドのコードは、データセットの OnCalcFields イベントに記述します。
計算フィールドの値をプログラミングするには:
- [オブジェクト インスペクタ]のドロップダウン リストからデータセット コンポーネントを選択します。
- [オブジェクト インスペクタ]の[イベント]タブを選択します。
- OnCalcFields プロパティをダブルクリックすると、データセット コンポーネントの CalcFields 手続きが開くか新たに作成されます。
- 計算フィールドの値やその他のプロパティを設定するための必要なコードを記述します。
たとえば、データ モジュール CustomerData の Customers テーブルに、CityStateZip という計算フィールドを作成したとします。CityStateZip は、データベース対応コントロール内の 1 つの行に、会社の市と州と郵便番号を表示するためのものです。
Customers テーブルの CalcFields 手続きにコードを追加するには、[オブジェクト インスペクタ]のドロップダウン リストで Customers テーブルを選択し、[イベント]タブを開いて、OnCalcFields プロパティをダブルクリックします。
TCustomerData.CustomersCalcFields 手続きが、ユニットのソース コード ウィンドウに表示されます。フィールドを計算する次のコードを手続きに追加します。
CustomersCityStateZip.Value := CustomersCity.Value + ', ' + CustomersState.Value + ' ' + CustomersZip.Value;
CustomersCityStateZip->Value = CustomersCity->Value + AnsiString(", ") +
メモ: 内部計算フィールドの OnCalcFields イベント ハンドラを記述するときには、クライアント データセットの設定によりパフォーマンスを向上することができます。詳細は、「クライアント データセットでの内部計算フィールドの使用」を参照してください。