BCCIOSARM
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BCCIOSARM は 32 ビット iOS 向けの RAD Studio C++ コンパイラです。
BCCIOSARM は Clang をベースにしています。 BCCIOSARM コンパイラと他の Clang 拡張 C++ コンパイラに共通する事項については、「Clang 拡張 C++ コンパイラ」を参照してください。
- メモ:
- BCCIOSARM では iOS シミュレータをサポートしていません。iOS シミュレータは特別な非 ARM バージョンの iOS を実行します。RAD Studio には、iOS シミュレータ用の C++ コンパイラが用意されていません。
- 64 ビット iOS の場合は、代わりに BCCIOSARM64 を使用します。
一般情報
フィールド | 値 |
---|---|
Clang バージョン | 3.3 |
LLVM バージョン | 3.3 |
呼び出し規約 | Apple AAPCS |
名前マングル | Itanium |
標準ライブラリ | LLVM libc++ |
出力ファイル
ファイルの種類 | ファイル拡張子 | ファイル形式 |
---|---|---|
実行可能ファイル | Mach-O | |
共有ライブラリ | 該当なし¹ | |
静的ライブラリ | .a
|
ar |
コンパイル済みオブジェクト | .o
|
Mach-O |
- メモ: iOS では、共有ライブラリを含んだアプリケーションをサポートしていません。
BCCIOSARM 向けの C++ コードの記述
BCCIOSARM 専用の C++ コードを記述するには、次のパターンを使用します。
#if defined(__APPLE__) && defined(__arm__)
// Your code.
#endif
- メモ: これはコンパイラ固有のコードであり、iOS 固有のコードを書く方法としてはお勧めしません。「iOS アプリケーションの作成」の「iOS 専用コードの作成」セクションを参照してください。
詳細については、「Clang 拡張 C++ コンパイラ、定義済みマクロ」を参照してください。
関連項目
- BCCIOSARM.EXE - 32 ビット iOS デバイス用 C++ コンパイラ
- BCCIOSARM と旧世代の C++ コンパイラの違い
- オプション:
- C++ ヘッダー ファイル:
- サポートされている C++11 機能
- BCCIOSARM のエラーと警告
- iOS モバイル アプリケーション開発
- C++ におけるマルチデバイス アプリケーションについての考慮事項
- デスクトップ アプリケーションからモバイル アプリケーションへの C++ コードの移行
- C++ での自動参照カウント
- C++ コンパイラ
- BCCIOSARM64.EXE - 64 ビット iOS デバイス用 C++ コンパイラ
- BCCAARM.EXE - Android 用 C++ コンパイラ