Community Edition
目次
Community Edition の概要
Delphi Community Edition および C++ Builder Community Edition は無料の商用使用制限エディションであり、単一のコードベースでの Windows、macOS、Android、iOS アプリケーションの開発、ビルトイン デバッグ ツールを使用した任意のデバイス上でのデバッグ、ローカル/組み込み機能でのデータベース アプリケーションの構築、および、同梱されているコンポーネントを使用したアプリケーションの強化や開発サイクルの削減をすることができます。
Community Edition には、モバイルや Bluetooth、IoT 機能が含まれています。
注意: Delphi Community Edition および C++ Builder Community Edition は、同じシステム上に共存できません。 Community Edition およびそれより上のエディション(同じバージョンのもの)も、同じマシンにインストールできません。
メモ: Delphi Community Edition および C++ Builder Community Edition は、10.2.3 Tokyo、ビルド 3231 の最新リリースです。
Community Edition のインストール方法
GetIt Web インストーラを使用すると、Delphi または C++ Builder の Community Edition を、次のステップに従いインストールすることができます:
- Delphi Community Edition または C++ Builder Community Edition のインストーラを Embarcadero から取得します。 ダウンロード プロセスの際に、Embarcadero デベロッパ ネットワーク アカウントにサインアップする必要があります。 インストール プロセスの間、Community Edition ライセンスを登録するのに、同じ認証情報を使用します。
- インストーラを実行し、ライセンス キー(eメールで提供されたもの)と Embarcadero デベロッパ ネットワーク認証情報を入力して、Community Edition を登録します。 これにより、Community Edition の最小バージョンがインストールされ、機能インストーラ が開き、サポートを望むプラットフォームを選択することができます。
メモ: Android サポートのインストールを選択した場合、[追加のソフトウェア]ページで提供されている必須 Android 開発ツールをインストールする必要があるかもしれません。 詳細については、「インストール メモ」を参照してください。'
インストール中にうっかり機能インストーラを閉じてしまった場合、Community Edition は言語やプラットフォームのサポートがない状態で開始されます。 再び機能インストーラを開くには、ツール > 管理プラットフォーム を IDE 上で選択し、Community Edition を再起動してください。
Community Edition の制限事項
Community Edition には次の制限事項があります:
- 1 年期限付きライセンス。1年ごとに無料で更新する必要があります。
- 開発者/企業/組織の年間収益上限は $5,000.00(または他の通貨での等価) - 制限事項については、「使用許諾書」を参照してください。
- 同一ネットワーク上/同一企業または組織内で最大5ユーザー。
- エンタープライズ レベルの機能なし - リモート データベース サポートなし、RAD Server バックエンド サポートなし、Delphi Linux サーバー サポートなし、など。比較詳細については、「機能一覧」を参照してください。
- テクニカル サポートなし
- アップデート サブスクリプションなし
- 新しい Community Edition リリースへアクセスするには、ユーザーが、新たに Community Edition ライセンス キーを請求する必要があります。
Community Edition の利用条件とライセンス
Delphi Community Edition と C++ Builder Community Edition の両方が、カジュアル開発者、学生の利用や、クロスプラットフォーム アプリケーションを始めるにあたっての初期段階の利用を想定しています。
Community Edition は、Delphi や C++Builder の利用を容易にすることを目的としており、学生やオープン ソース開発者を支援するだけでなく、ツールの学習や、これらによるソフトウェアの開発に取り掛かるための要素が含まれています。
Community Edition は、商用利用制限付きの 1 年間使用ライセンス(更新可能)で、個人または企業の年間収益が 5,000 USD に到達するまで、または、開発チームが 5 開発者より多くなるまでに限られます。 使用許諾書をこちらから参照してください。
ライセンス キーは、期限が切れた後、無料で更新することができます。 条件を満たさなくなった場合、有料版にアップグレードすることができます。 詳細については、こちらをクリックしてください。
RAD Studio 評価版および Community Edition
Community Edition は、同じマシン上に同じバージョンの他のエディションと共存することはできません。 Community Edition をインストールしようとした際(Community Edition のライセンス キーを入力した後)、次のエラーが出た場合には、手動でシステムからすべての Community Edition 10.2 以外のライセンスを削除しなければなりません。
ライセンス マネージャを実行し(C:\Program Files\Embarcadero\Studio\19.0\bin
にある bin ディレクトリより)、右側にある[ライセンス アクション]列で[削除]をクリックし、ポップアップ ダイアログで、Community Edition 10.2 ライセンス以外のものを選択し、[削除]をクリックします。
次に、ライセンス マネージャを閉じ、IDE を起動して、Community Edition のインストールを完了させます。