OCL(Object Constraint Language)サポート

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制約を使用すると、新しいルールを追加したり既存のルールを変更することができます。制約は、自由な形式のテキストで記述されることもあります。制約とは、自然言語、プログラミング言語、または UML のオブジェクト制約言語 OCL(Object Constraint Language)のテキスト文字列で条件を表現したものです。制約は、1 つ以上の要素に関連付けることができます。

OCL について

オブジェクト制約言語 OCL(Object Constraint Language)は、UML などのダイアグラム言語のコンテキストで使用するために特別に設計されたテキスト言語です。OCL は、ビジュアルなダイアグラムベースの機能の表現力を向上するために UML に追加されました。

OCL 2.0 は、OMG(Object Management Group)のオブジェクト指向モデリング言語群に付随する制約言語の最新版です。

メモ: 本製品の一部には、Kent University(イギリス)より無償提供されている "Object Constraint Language Library" が使用されています。http://www.cs.kent.ac.uk を参照してください。

OCL の制約と式

OCL 制約

一部のタイプのダイアグラム(たとえば UML 2.0 のクラス図など)の[ツール パレット]には、OCL 制約を設計要素としてダイアグラムに作成し、それらの制約を目的の コンテキストにリンクするためのボタンが用意されています。

ダイアグラムを見やすくするために、制約要素を表示または非表示にすることができます。

OCL の制約サポートにより、エラーの強調表示が可能になります。制約がコンテキストにリンクされると、その制約のテキストが検証されます。有効な制約は標準フォントで表示されます。無効な制約や構文エラーのある OCL 式は赤色のフォントで表示されます。

制約付きの要素には装飾が付きます。制約のコンテキスト要素に添付される小さなアイコンが装飾です。制約が有効な場合、装飾は緑色になり、そうでない場合は赤色になります。制約が非表示の場合でも、この装飾を用いて制約の有効性を監視できます。

OCL 制約にはすべて OCL 式が含まれています。

OCL 式

オブジェクト制約がない OCL 式(他のノードのプロパティとなる式)の場合、これらの要素には有効な OCL コンテキストを設定できないため、検証は実行されません。

関連項目