ネットワーク指名ユーザーライセンスのチェックアウト期限を更新する方法

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解説

ネットワークライセンスを利用している場合、DelphiやC++Builder、そしてRAD Studioやなどの製品を実行するとELCへライセンス認証を行います。

(ここでは、これらの製品を実行しているコンピュータをELCのクライアントとして定義いたします)


ネットワーク指名ユーザーライセンスの場合、ELCのクライアントからELCサーバーへ接続し、ライセンスの認証が完了後、特に明示的にライセンスのチェックアウトを行わなくてもオフラインで利用可能です。


オフラインとは、ELCサーバーに接続しなくても一定期間、製品を利用できるライセンス形態のことで、

オフラインで利用可能な期限は、ELCのユーザーリストにユーザー名、利用する製品コードと共に登録されているチェックアウト期限に準拠します。


ただ、現在のネットワーク指名ユーザーライセンスの仕様では、オフラインの利用期限はオンライン上のELCへ接続する度にリセットされ、オフラインの利用期限は更新されません。


このサポート情報では、オフラインの利用期限を明示的に更新する方法を解説いたします。

解決

ネットワーク指名ユーザーライセンスを利用している場合、クライアントからELCサーバーへ接続し、ライセンスを取得すると以下のフォルダにライセンス情報を一時保存いたします。

C:\ProgramData\Embarcadero\.licenses

C:\ProgramData\Embarcaderoフォルダや.licensesフォルダは隠し属性となりますので、Windows エクスプローラーのデフォルト設定では表示されません。 隠し属性のフォルダやファイルを表示させるには、こちらのマイクロソフトのドキュメントを参照ください。


利用している製品(クライアント)を終了し、上記のフォルダ内の拡張子が.brwのファイルを削除してください。

下図は、保存されている.brwファイルの例です。

ファイル名に該当する100_543は製品コード、demoはユーザー名

そのため実際のファイル名は、ユーザーが利用している製品のライセンスの種類、そしてユーザー名によって異なりますので、ご注意ください。

Thumb03000198ujpn.png


.brwファイルを削除後、利用している製品(クライアント)を起動し、ELCサーバーへ再接続すると、オフラインの利用期限が更新されます。