ELCサーバーのログメッセージの内容を理解する

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概要

ELCは、<ELC>/logsフォルダ内にログファイルを作成します。


作成されるログファイルの中で、サーバーの稼働状況を知る上で非常な重要な役割を持つ2つのファイルがあります。そのファイル名は、「info.log」と「error.log」です。


info.logファイルには、「ELCの起動や終了イベント」や「認識されているライセンス」、「ユーザーからのアクセス状況」といったログ情報がリアルタイムに記録されます。


info.logファイルに出力されるログメッセージの説明の一部は、以下の通りです。

メッセージ 説明
Accepting requests from IP address or range: 43.133.*.* ELCサーバーは、iplist.txtファイルに設定されているIPリスト情報からアクセスを許可します。

この場合、43.133.*.*のIPアドレスの範囲のクライアントPCは、ELCサーバーへアクセスすることができることを示します。

License key for Embarcadero Product expires in XX days 所有しているエンバカデロ製品のライセンスに関する残り期限を表示します。(日数単位)

ライセンスが無期限の場合には、表示されない。

License Pool Loaded: [5 concurrent, 0 named] Suite Delphi 10 Seattle Professional (100_418_1) ) ELCによって認識されているライセンスの種類とライセンス数です。

この例では、「Delphi 10 Seattle Professional」という製品がコンカレントライセンスを5本としてELCに認識されていることを指します。

表示される情報は、所有している製品の種類やライセンス形態、そしてライセンス数によって異なります。

Listening on port: XXXX ELCサーバーがリスンしているポート番号を示します。

デフォルトのポート番号は、「5567」です。

Named User List: user@host: product identifier: max time: time left: 指名ユーザー(named user)は、user@hostnameで示すPCからEmbarcadero製品を実行しています。オフラインでの使用は、指定された日数に設定されています。 ユーザーはオフラインで使用するために指定された残り時間を持っています。
Reloading started.. ユーザーリストファイルなど情報のリロードが開始されたときに

表示されます。

Reloading finished.. リロードが終了したときに表示されます。
success クライアントからのリクエストが成功した時に表示されます。

例えば、success xxx-hbt 00-flt user@hostname ....

サーバーへアクセスしてきたユーザー名とホスト名、そして貸し出したライセンスの種類に関する情報が表示されます。

ライセンスのチェックイン/チェックアウトが成功した場合もステータスは、successと表示されます。

チェックイン:

success xxx-in 00-flt user@hostname ....

チェックアウト:

success xxx-out 00-flt user@hostname ....

Checkout success ユーザーは要求されたライセンスを受けとったか、チェックアウトした。
Close ユーザーは製品を終了し、要求されたライセンスは使用されなくなりました。
release クライアントへ貸し出したライセンスがサーバーへ返却されたことを示します。
Expired product license: license ライセンスが期限切れしたときに表示されます。

error.log ファイルには、ELCサーバーからのエラーメッセージが保存されます。詳細については、「ELCサーバーのエラーメッセージの内容を理解する」を参照してください。