ELC 5.3.xあるいはELC 5.4からELC 5.41へアップデートするには?
概要
ELC 5.41では、Log4jの深刻な脆弱性(CVE-2021-44228)が修正されているlog4j (2.17.2)へアップデートされています。
なお、ELC 5.3.xあるいはELC 5.4は、もともと非常に古いバージョンのlog4j (1.2.15) を利用しており、この脆弱性の問題に対して直接影響はありませんが、セキュリティをさらに強化するためにELC 5.41へアップデートすることをお勧めいたします。
このサポート情報では、既にPCへ古いバージョンのELCをインストールしている場合、
ELC 5.41ヘアップデートする方法をご説明いたします。
ELC 5.41ヘアップデートする手順は、以下の通りです。
- 既存のPCにインストールしているELCのアンインストールを実行
- ELC 5.41のインストーラーを入手
- Windows 32ビッド版: https://altd.embarcadero.com/download/ELC/win32/ELC541.exe
- Windows 64ビッド版: https://altd.embarcadero.com/download/ELC/win64/ELC541_64.exe
- ELC 5.41のインストーラーを実行
- ELC 5.41のインストールの途中で、下記の画面が表示されます(古いバージョンのELCから設定をインポートすることができます。)
- ELC 5.41のインストールを完了
ELC 5.41のインストールが完了後、ホスト名やポート番号など、以前にホスティングした情報と変更がなければ、古いバージョンの$(ELC)¥confフォルダに配置されているライセンスファイルをそのまま利用できます。
例えば、ELC 5.4(64ビット)を使用していた場合、$(ELC)¥confのデフォルトパスは以下の通りです。
C:\Program Files\Embarcadero\ELC5.4\LicenseCenter\conf
上記のフォルダ内にライセンスファイル(Embarcadero_xxxxxx.zip)が配置されています。 (xxxxxには、お客様が所有するライセンス番号が入ります。)
Embarcadero_xxxxxx.zipファイルをELC 5.41のconfフォルダへ手動でコピーしてください。
ELC 5.41(64ビット)の$(ELC)¥confのデフォルトパスは、以下の通りです。
C:\Program Files\Embarcadero\ELC5.41\LicenseCenter\conf