Windows 10 (Build 1511)へアップデート後、InterBaseのadmin.ibが見つからないエラーが発生する

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問題

Windows 10(Build 1511)へアップデート後、InterBaseへ接続すると、以下の図のようにadmin.ibが見つからず、エラーが発生することがあります。

Thumb03000046ujpn.png

解説

InterBase XE3以降のadmin.ibは、C:\ProgramData\Application Data\Embarcadero\InterBase\"インスタンス名" 以下のパスを参照するようになっています。

C:\ProgramData\Application Dataは、C:\ProgramDataのジャンクションで、両者はWindows OSの機能によって同一視することができます。よって、実際にはC:\ProgramData\Embarcadero\InterBase\"インスタンス名"以下のフォルダに配置されているadmin.ibを参照しています。しかしながら、Windows 10(Build 1511)のアップデートを起点にしてApplication Dataがジャンクションではなく、以下の図のようにフォルダ化するWindows環境が確認されています。

Thumb03000047ujpn.png


但し、Application Dataがフォルダ化する症状は、Windows 10(Build 1511)へアップデートした全てのWindows 10環境で該当するわけではありません。Application Dataがフォルダに変更すると、C:\ProgramData\Application DataとC:\ProgramDataは同一ではないため、その影響によって、あるべきadmin.ibが見つからないので、上記のようなエラーが発生します。

解決

C:\ProgramData\Embarcadero\InterBaseフォルダ(サブフォルダも含む)をC:\ProgramData\Application Data\Embarcadero\InterBaseフォルダへ上書きコピーしてください。

(※ファイルをコピーするためには、Windowsの管理者権限が必要です。)