エイリアスの作成と編集
エイリアスは、エイリアス、シノニム、テーブル、ビュー、または他の不確定オブジェクト タイプの別名です (シノニムのエイリアスを作成できるのは、IBM DB2 for OS/390 または z/OS プラットフォームのみです)。エイリアスを使用して、対象ユーザーにとってより理解しやすいオブジェクト名を付けることができます。エイリアスは、オーバーヘッドの低いビューとしての機能も果たします。テーブルのエイリアスは、連鎖と呼ばれるプロセスで互いに参照することができます。エイリアスを使用すると、データベース ユーザーのアクセス許可をオブジェクトに割り当てることができます。ユーザー エンティティを個別に作成したり、特定のユーザーIDをマスクする必要はありません。
エイリアスは、次のデータベース プラットフォームでサポートされます。
- IBM DB2 for LUW 5.x、6.x、7.x、8.x、9.x、10.x
- IBM DB2 for OS/390 5.x および 6.x
- IBM DB2 for z/OS 7.x、8.x、9.x および 10.x
- DB2 エイリアス ウィザードと DB2 エイリアス エディタには同じオプションが表示されます。ただし、[アタッチメントのバインド]オプションはエディタのみに表示されます。
エイリアスを作成する
- モデル エクスプローラで、物理[メイン モデル]を展開します。[エイリアス]ノードを右クリックして、ショートカット メニューの[エイリアスの作成...]をクリックします。
- [DB2 エイリアス ウィザード]のステップを完了したら、[完了]をクリックするとエイリアスが作成されます。
- 作成したエイリアスを編集するには、エイリアスを右クリックして、ショートカット メニューの[エイリアスの編集]をクリックします。
一部の[DB2 エイリアス ウィザード]オプションについて以下に補足説明をします。
[名前]タブ
エイリアスとその所有者の名前を入力します。
- エイリアス名は、エイリアスの完全修飾名です。現在のサーバー上のテーブル、ビュー、エイリアス、またはシノニムと同じ名前にすることはできません。
- 所有者の名前は、エイリアス所有者のユーザー ID です。この名前は、エイリアスを特定する認証IDになります。
[参照]タブ
参照するオブジェクト タイプを選択します。選択対象のモデル オブジェクトが存在する場合、識別子リストをクリックして適切な識別子を選択してください。
[定義]タブ
エイリアスの定義を入力または編集します。対象データベースでサポートされる場合、SQL コードの生成時に、この定義がコメントとして追加されます。DDL 内でのコメントの最大長は、半角で 254 文字です。
[DDL]タブ
エイリアスの作成に使用される CREATE ALIAS 文が表示されます。モデルで選択されたデータベース プラットフォームに固有のパーサーを使用して、エイリアスを生成します。
[アタッチメントのバインド]タブ
アタッチメント(外部情報)をエイリアスにバインドします。また、オブジェクトからアタッチメントを削除したり、アタッチメントのバインドのデフォルト値を上書きしたり、バインドされたアタッチメントの位置を変更することもできます。選択したアタッチメントのグリッド(画面の右側)に移動したアタッチメントの値をオーバーライドするには、対象となるアタッチメントの[値]フィールドをダブルクリックします。アタッチメントのデータ型に応じて、[上書き値エディタ]またはリスト ボックスが表示されます。アタッチメントは[データ ディクショナリ]タブの[アタッチメント]フォルダで作成されます。その際、アタッチメント タイプ エディタの[アタッチメント タイプの使用]タブで[ストレージ オブジェクト]チェック ボックスをオンにする必要があります(デフォルトでオンになっています)。そうでない場合、DB2 エイリアス エディタの[アタッチメントのバインド]タブにそのアタッチメント タイプが表示されません。詳細は、「データ モデルへの外部ドキュメントの関連付け」を参照してください。