XML へのデータ モデルのエクスポート

提供: ER/Studio Data Architect
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XML(eXtensible Markup Language)は、近年、インターネット上でデータを表示および交換するための標準形式として広まった文書形式です。XMLは今や多くのアプリケーションやプラットフォームでサポートされているため、データ モデル作成者とアプリケーション開発者は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいて共同作業できるようになりました。たとえば、データ モデル作成者はデータとデータ間の関係をモデル化して、アプリケーション間でデータを交換する方法を記述します。アプリケーション開発者は、モデルからエクスポートされたXMLを使用して、複数のアプリケーションを協調して動作させることができます。

ER Studio Data Architect では、次のような XML タイプのファイルを生成できます。

  • スキーマ定義(XSD): XSD は、XML 文書で使用される要素を規定します。オブジェクトの特性と、そのオブジェクトと他のオブジェクトがどのように関連付けられるかが抽象的に表されます。XSD を使用すると、XML 文書内の各要素が XSD に記述された要素ルールに準拠しているかを検証できます。スキーマが最もよく使用されるのは、e コマース、データ制御、およびデータベース型のアプリケーションです。これらのアプリケーションでは、文字データの内容を検証する必要があり、厳密なデータ制御とデータ型定義が欠かせません。たとえば、多くのアプリケーションでは XSD を使用して構成ファイルのパラメータを検証しています。

ワンクリックで、論理モデル全体を 1 つの XSD ファイルにエクスポートできます。この機能では、モデル要素から XSD 要素へのマッピングが自動的に推定されます。ユーザーがマッピングを制御することはできません。詳細は、「スキーマ定義(XSD)の生成」を参照してください。

  • 文書型定義(DTD): DTD は、もう 1 つの XML スキーマ言語であり、従来のテキスト文書パブリッシング アプリケーションで使用されてきました。DTD には、ある特定の種類の文書に対する XML 宣言の構文が記述されます。各要素タイプの名前、要素を配置できる場所、および他の要素と組み合わせる際のルールが定義されており、この DTD に準拠したすべての文書が、一貫した形式で構成されていることを保証します。エディタ、検索エンジン、Web ブラウザ、およびデータベースなどのアプリケーションに組み込まれた検証機能では、XML ファイルを読み取る前に DTD を読み込むことで、XML 文書を正しく表示または処理できるようにします。
  • XMLメタデータ交換(XMI): XMI ファイル形式は、データ モデリング アプリケーション間でデータの交換を可能にすることを主目的として設計されました。XML 形式に基づき、XMIでは、UML(Unified Modeling Language)を使用するデータ モデル作成者と、さまざまな言語と開発ツールを使用するプログラマとの間で、モデルのメタデータに関する情報、つまり一連のデータの構成要素とその編成方法についての記述を交換できます。

メタデータのエクスポート ウィザードを使用して、.dm1 ファイル全体または個々のモデルを 1 つの .xsd または .xmi ファイルにエクスポートできます。この機能では、モデル要素から XSD 要素へのマッピングが自動的に推定されますが、エクスポート時のパラメータを設定することで、ユーザーがある程度マッピングを制御できます。詳細は、「特定モデルのメタデータのエクスポート」および「すべてのモデルとサブモデルのメタデータのエクスポート」を参照してください。

  • XMLスキーマ生成(XML): XML スキーマ生成ウィザードを使用すると、論理/物理のモデル、サブモデル、またはモデルやサブモデル内の特定のコンポーネントのみに基づいたスキーマを作成することができます。必要なオプションを選択して、データベース設計で利用可能なオブジェクトを、XML スキーマを表すツリー構造へドラッグ アンド ドロップするだけで、独自にカスタマイズした XML スキーマ構造を生成できます。ウィザードに用意された高度なオプションを使用して、リレーショナル構造のエンティティと属性を複合型、要素、および属性に変換したり、名前付け標準やデータタイプ マッピングを定義できます。また、他のウィザードと同じくクイック ウィザード機能が組み込まれているため、ウィザードの設定を保存して、同じ処理を簡単に繰り返すことができます。詳細は、「カスタマイズした XML スキーマの生成」を参照してください。

Microsoft XML Notepad、Eclipse、Visual Studio、および Altova XML Spy などの XML 編集アプリケーションを使用して、生成されたスキーマを表示および編集することができます。

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