オートメーション オブジェクト プログラミング ガイド

提供: ER/Studio Data Architect
移動先: 案内検索

ERStudio DA の操作の自動化 への移動

このセクションでは、ER/Studio Data Architect のマクロに共通する特定のコーディング作業について詳しく説明します。他の BASIC 言語とは、わずかですが重要な構文上の相違点があります。

このセクションの対象ユーザーは、BASIC の実用的な知識のあるプログラマです。BASIC の知識は、ER/Studio Data Architect のマクロ エディタを使用して学習できますが、初心者向けの BASIC の参考書も参照することをお勧めします。

プロパティの Get/Let についての注意点

プロパティは Get/Let として定義されます。これは、プロパティを読み取り(Get)または変更(Let)できるという意味です。ただし、そのようなプロパティの多くは ER/Studio Data Architect で設定されており、実際には読み取り専用です(Get であるが Let ではない)。たとえば、ほとんどの数値 ID は Get のみです。

一般に、あるプロパティが ER/Studio Data Architect の GUI 設計コントロールで編集可能であり、そのプロパティのオートメーション オブジェクトが存在する場合、そのプロパティは Get/Let になります。ER/Studio Data Architect で編集できないプロパティは、読み取り専用(Get のみ)です。

"Set" の使用についての注意点

コード サンプルでは、常に "Set" を使用するとは限りません。ER/Studio Data Architect のマクロ エディタでは、スクリプト内でオブジェクトの最初のインスタンス(つまり、オブジェクト スコープ内のコード ブロック)に Set 関数を使用する必要があります。オブジェクトの参照が変更された場合、この関数を再使用する必要があります。一方、Microsoft の VB.Net 環境のように BASIC の実行イメージを作成する場合は、オブジェクトを Public(または Private)で宣言し、オブジェクトを Set する必要がないので、この点が異なります。

ER/Studio Data Architect のマクロ エディタの例を示します。

Set MyDiagram = DiagramManager.ActiveDiagram

'アクティブ ダイアグラムを閉じて別のダイアグラムを開くコードをここに記述します

Set MyDiagram = DiagramManager.ActiveDiagram

Dim [what] As [ever] の注意点

SAX BASIC では、1 つのステートメント内で変数を宣言し、同時に初期化することはできません。以下に例を示します。

'次のような指定はできません

Dim MyData As Integer = 30

'次のように指定します

Dim MyData As Integer

MyData = 30

関連トピック

オブジェクト モデルの階層ダイアグラム

マクロ エディタでの親オブジェクトのインスタンス化

外部アプリケーションでの親オブジェクトのインスタンス化

オブジェクトのコレクションへのアクセス

プロパティを使用したオブジェクトの外観と動作の割り当て

メソッドを使用した複雑なアクションの実行

ER/Studio Data Architect に含まれているサンプル マクロ

Windows からの ER/Studio Data Architect マクロの実行

イベント ハンドラの作成

更新イベントの処理

GUI モデリング メニューへのマクロの追加

ER/Studio DA の操作の自動化

関連項目