再帰リレーションシップの作成と編集

提供: ER/Studio Data Architect
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再帰リレーションシップは、オブジェクトを自身と関連付けます。オブジェクトは親と子の両方になります。たとえば、多数の従業員を管理する 1 名の従業員を指名して、その従業員がすべての従業員を管理するように設定するとします。この場合、従業員のエンティティに、そのエンティティ自体への再帰リレーションシップを作成します。

再帰リレーションシップを作成する場合、リレーションシップにロール名を割り当てる必要があります。[再帰リレーションシップ]ダイアログ ボックスで、同じエンティティ内で複数回継承される外部キーのロール名を指定します。たとえば、再帰リレーションシップを作成して、1 つのエンティティを親と子の両方のエンティティとして指定すると、主キーはそのエンティティ内で移行されます。1 つのエンティティ内に重複する外部キーが検出されると、[再帰リレーションシップ]ダイアログ ボックスが自動的に開きます。

再帰リレーションシップを追加する手順は、通常のリレーションシップとはわずかに異なります。ただし、再帰リレーションシップの編集と削除については、通常のリレーションシップと同様の手順で実行できます。


  1. [挿入|リレーションシップ]をポイントし、[非依存必須]または[非依存オプショナル]をクリックします。
  2. モデル ウィンドウで、再帰リレーションシップを適用するオブジェクトをクリックして、次に再度クリックします。
  3. [再帰リレーションシップ]ダイアログ ボックス、または複数キー用の[再帰リレーションシップ]ダイアログ ボックスで設定を完了し、[OK]をクリックします。
  4. モデル ウィンドウの任意の位置を右クリックして、マウス ポインタを[選択]ツールに戻します。

メモ

  • 再帰リレーションシップを作成すると、[再帰リレーションシップ]ダイアログ ボックスが表示され、主キーまたは主キーを構成する少なくとも 1 つの属性に対し、ロール名を指定する必要があります。ロール名には、属性名やカラム名とは異なる名前を指定してください。外部キーが子に表示されるには、ロール名を割り当ててネイティブ キーと区別する必要があります。
  • 再帰リレーションシップを作成する際に、同じエンティティ内で複数回継承される外部キーが 2 つ以上存在すると、複数キー用の[再帰リレーションシップ]ダイアログ ボックスが表示され、各外部キーに対してロール名を指定する必要があります。たとえば、再帰リレーションシップを作成して、1 つのエンティティを親と子の両方のエンティティとして指定すると、主キーはそのエンティティ内で移行されます。
  • リレーションシップに関連付けられたロール名を編集するには、モデル ウィンドウでリレーションシップを右クリックし、ショートカット メニューの[ロール名の編集]をクリックします。
  • 親オブジェクトと子オブジェクトの間を移動するには、一方のオブジェクトを右クリックし、ショートカット メニューの[親に移動]または[子に移動]をクリックします。

関連項目