Repository のアーキテクチャと設計

提供: ER/Studio Data Architect
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Repository では、ネイティブ クライアント接続と TCP/IP プロトコルに基づいて、ER/Studio DA、Repository サーバー、Repository データベースの間で情報を送受信します。クライアントとサーバーの間の通信はセキュリティが確保されています。クライアントと Repository で SSL がサポートされていることにより、両者間でセキュリティが確保された通信をサポートするための共通の URL とポートを指定できます。


System Models ディレクトリには Repository スキーマのメタデータ ダイアグラム(Repository300MetaModel.dm1)があります。この中にはエンティティ間のリレーションシップがドキュメントとして含まれていますが、実際のデータベースには、パフォーマンス上の理由により、外部キー制約は含まれていません。このファイルには伝播の連鎖が示されていますが、これは、Repository に対して実行するクエリを作成するのに役に立つ可能性があります。


ソフトウェアとインストールの要件およびサポートされている Repository データベースの一覧については、「Repository データベース サーバーの要件」を参照してください。


Repository クライアント

ER/Studio Data Architect には、Repository に格納されているダイアグラム データのユーザー インターフェイスが用意されています。ER/Studio Repository のメニューを使用すると、Repository のすべての機能にアクセスできます。Repository にアクセスして使用するには、ER/Studio DA が稼働している必要があります。

ER/Studio Team Server を通じて、Repository メタデータへのアクセスやレポートの検索および作成を行えます。


Repository サーバー

Repository サーバーを通じて、ER/Studio DA が Repository データベースにリンクされます。Repository サーバーには、データベースにクエリを発行してデータを取得したりデータベースにデータを挿入するのに必要な SQL コードが含まれています。Repository サーバーでこのコードが実行されるのは、データベース内のデータを読み取り適切な情報を返すことが必要な操作の実行要求をサーバーが受け取ったとき、および、データベースへの新しいデータの書き込みが必要な操作の実行要求をサーバーが受け取ったときです。

Notepad blue icon 2.pngメモ: Repository サーバーがデータベースへのデータの挿入やデータベースからのデータの取得を担当するので、Repository データベースごとに Repository サーバーを 1 つ用意すればよいだけです。

Repository サーバーでは、Repository データベースに格納する Repository データの状態を管理しています。IER/Studio Data Architect ユーザーからの要求に応じて、サーバーはモデリング変更操作を記録します。

サーバーは要求を受け取ると、以下を行います。

  1. その操作を実行するのに必要な権限がユーザーにあるかどうかを確認します。
  2. 操作が Repository データベース内のデータを要求している場合、サーバーはデータベースからデータを取得して、要求元の ER/Studio Data Architect インスタンスに送信します。
  3. 操作が Repository データベースにデータを格納しようとしている場合、Repository サーバーはデータベースにデータを書き込みます。
  4. ER/Studio Data Architect のすべての "クライアント" に Repository の新しい状態を通知し、表示を更新するための適切な情報を送信します。

関連項目