Embarcadero ER/Studio Data Architect のインストール
はじめに への移動
このセクションは、お使いの環境が必ず技術要件を満たし、ER/Studio Data Architect のインストールに役立つようにするうえで参考になります。
http://www.embarcadero.com/downloads から ER/Studio Data Architect の 14 日間トライアル版をダウンロードできます。ライセンス登録コードが Embarcadero から電子メールで送付されます。
システム要件
ER/Studio Data Architect をインストールする前に、要件を見直します。これらの要件に従うことで、パフォーマンスが最適化されます。
ER/Studio Data Architect の要件 | ||
---|---|---|
ハードウェア | プロセッサ | デュアル コア以上 |
メモリ | 2 GB | |
空きディスク領域 | ||
670 MB | ||
オペレーティング システム | 次のいずれか。 ・ Windows XP ~ 8、8.1 | |
ソフトウェア | ODBC(Open Data Base Connectivity)データベースをデータ ソースとして使用するには、お使いのクライアント コンピュータに ODBC ドライバをインストールします。
ネイティブ接続を使って DBMS に接続するには、DBMS ベンダから入手できるネイティブ クライアント ライブラリをインストールします。 | |
権限 |
ローカル管理者権限(インストールのみに必要)。 |
ER/Studio Data Architect のインストール
ヒント: 互換性を確保するため、ER/Studio Repository と ER/Studio Data Architect の両方の最新版をインストールしておくことをお勧めします。
メモ: x32 ビット版がインストールされているマシンに、さらに x64 ビット版をインストールすることはできません。既にインストールされている本ソフトウェアの x32 ビット版を削除する必要があります。
ローカル管理者権限で Windows にログオンします。
- ER/Studio Data Architect インストール プログラムを起動します。
- メモ: サイレント インストールを行うには、インストール プログラムをコマンド ラインから実行します。
- 画面上の指示に従って、インストール ウィザードの各ステップを実行します。
自明でない一部のオプションについて、以下で補足説明します。
- [デフォルトの表記法]: ER/Studio Data Architect でモデルの表示に使用するデフォルトの表記法を選択します。
- [IDEF1X]: 米国連邦政府の多くの部門で使用されているデータ モデリング手法。
- [IE (Martin/Finkelstein)]: James Martin により開発され、後に Clive Finkelstein により改訂された IE(Information Engineering)手法。
- [IE (鳥の足)]: IE 表記法を用い、エンティティ間を線で結んでリレーションシップを表し、線の端の記号でリレーションシップのカーディナリティ(基数)を表します。これは、Oracle テキストや他のアプリケーション(Visio など)で使用されている表記法です。外部キーがエンティティ ボックスに表示されます。
- [IE (外部キー非表示)]: 標準の IE 表記法を用いますが、外部キーがエンティティ ボックスに表示されません。
メモ: 表記法の設定を後で変更することができます。表記法を変更するには、ER/Studio Data Architect のメイン メニューから[ツール|オプション...]を選択したあと、[論理]タブまたは[物理]タブをクリックし、そこで表記法の種類を選択します。
- 共有アプリケーション データの場所: ER/Studio Data Architect では、共有のディレクトリやアプリケーション ファイル(DatatypeMapping ディレクトリ、Macros ディレクトリ、Sample Models ディレクトリなど)はデフォルトで次の場所にインストールされます。
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudio_X.X
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudio_X.X
インストール後に、これらのファイルが別のディレクトリに格納されるようにする場合は、「共有ファイルの場所の変更」で示されている手順に従います。
- ER/Studio Data Architect の使用方法の段階的な説明については、「チュートリアル」セクションを参照してください。
コマンド ラインからの ER/Studio Data Architect のインストール
ER/Studio Data Architect はコマンド ラインからインストールすることもできます。
InstallShield で無人インストールを行うには、サイレント インストール時に *.iss 構成(応答)ファイルが必要です。
- .iss ファイルを作成するには、-r(record)スイッチを指定してグラフィカルにインストールを実行します。このとき、インストール処理に必要なオプションをすべて選択し、作成したい *.iss ファイルの名前を指定します。
.iss ファイルを作成したら、-s スイッチを指定してサイレント インストールを行うことができます。
このときのコマンドの例を次に挙げます。
erda_100.exe -r -f1C:\DA_ins_conf.iss
erda_100.exe -s -sms -f1C:\DA_ins_conf.iss
次の任意指定パラメータがあります。
- -s: サイレント モードでインストールするよう指定します。
- -r: インストールを基に .iss ファイルを記録します。
- f1: /f1<ファイル名> スイッチを使用すると、setup.iss ファイルの完全修飾代替名を指定することができます。/f1 スイッチとファイル名の間に空白があってはなりません。このスイッチは、/r でファイルを作成するときにも、/s で読み取るときにも使用できます。
- sms: インストールが完了するまで処理を停止します。スクリプト用に使用します。
メモ: InstallShield では、英数字以外の一部の文字(ハイフンなと)をファイル名から削除します。このときメッセージなどは出力されません。
Embarcadero AppWave を用いた ER/Studio のインストールについては、AppWave の「AppWave Admin Quick Start(管理クイック スタート)」(英語版)を参照してください。また、AppWave 管理者ガイド(英語版)も参考にしてください。どちらのドキュメントにも http://docwiki.embarcadero.com でアクセスできます。