リリース ノート
ER/Studio Data Architect 11.0.1 へようこそ
リリース ノート最終更新日: 2015 年 7 月 8 日
ER/Studio Data Architect をご利用いただき、ありがとうございます。本製品は、これまで ER/Studio と呼ばれていたもので、データベースの論理/物理設計および構築を目的とした、数々の賞に輝くデータ モデリング アプリケーションです。ER/Studio Data Architect(ER/Studio DA)では、強力なマルチ レベルの設計環境により、大規模で複雑なデータベース アプリケーションの構築および保守を行うデータベース管理者、開発者、データ アーキテクトの日常的なニーズに応えることができます。
ER/Studio Data Architect の先進的なインターフェイスおよびプロセスは、これまでデータ モデリング ツールを悩ませてきた使いやすさの問題に効果的に対処できるように論理的に整理されました。このアプリケーションにより、企業内での基幹データベース設計の作成、理解、管理が容易になります。強力な論理設計機能、論理/物理設計の双方向同期、データベースの自動構築、データベースの正確なリバース エンジニアリング、HTML ベースの強力なドキュメントおよびレポート生成などの機能を提供します。本製品を使用する前に、次の情報に目を通してください。
インストール上の重要な注意事項
本リリースに関する重要な報告
バグ修正
Embarcadero Connect から ER/Studio Team Server へのアップグレード
ER/Studio Repository ユーザーのアップグレード
ER/Studio Repository 7 より前のバージョンのアップグレード
リリース 11.0.1 の特長の概要
[サブモデル エディタ]の機能強化
大規模なモデルを開く時間を短縮するため、[制限版サブモデル エディタ]オプションの使用により、モデルを開くときにエディタに読み込まれるサブモデルの量を制限することができます。
サブモデル インターフェイスの[ルートに作成]オプションを選択するだけで、モデルのルートに任意のサブモデルを作成できるようになりました。
バグ修正
11.0.1 リリースには、いくつかのバグ修正が付属しています。 一覧を表示するには、ここをクリックしてください。
リリース 11.0 の特長の概要
変更管理
変更管理センターでは、アジャイル環境でのコラボレーションが可能になり、[Repository チェックイン]で行われた変更を追跡および管理できます。
[ウェルカム ページ]
ER/Studio Data Architect バージョン 11.0 には、対話型の[ウェルカム ページ]が新しく実装されています。初めて使用するユーザーにとっても、経験豊富なユーザーにとっても、出発点となるものです。最近使用したファイルへのリンクが含まれているほか、ワンクリックでモデルを新規作成したり[リバース エンジニアリング ウィザード]やインポート ウィザードを開くことができます。 [ウェルカム ページ]には、より重要な機能の一部を順を追って解説する多数の参考ビデオや、初めて使用するユーザー向けの簡単な入門ビデオも紹介されています。 インターネット接続がない場合でも、それを自動的に検知して、オフライン ページが開きます。このページでは、表示される対話型コンテンツは限られてはいますが、やはり便利な情報が満載で、作業を中断したところにすぐに戻れる便利なクイック リンクもオンライン ページと同様に用意されています。
名前付け標準自動適用
これまで、名前付け標準は、組織で実施されている命名規則やコンプライアンスからモデルが逸脱しないようにするための有効な手段でしたが、名前付け標準自動適用機能により、モデルの作成や変更を行う際に名前付け標準テンプレートが自動的に適用されるようになりました。
新しいインストーラ
新しい WiX インストーラでは、インストール処理が効率化され、少ないキー入力で能率的に作業を行えます。
プラットフォーム サポートの強化
- Teradata の場合に、インデックス名を非表示にすることができます。このオプションは、[エンティティ エディタ]の[DDL]タブおよび[DDL 生成ウィザード]内で使用できます。
- ユニバーサル表スペース(UTS)の Partition by Growth(データ量の増加に合わせたパーティションの追加)機能が DB2 for z/OS でサポートされるようになりました。
- Oracle Database 11g の Advanced Compression をサポートするようになりました。
用語集の統合
ビジネス用語集は、データ モデル作成者、ビジネス アナリスト、開発者、対象領域専門家などの利害関係者全員のコラボレーションのきわめて重要な情報源となります。 お使いの Team Server 用語集は ER/Studio インターフェイスに直接リンクできるようになりました。 用語集の用語がモデル オブジェクトの名前、定義、ノートのいずれかで使用されている場合は、その用語が強調表示されて、それが Team Server 用語集に定義されていることが明示されます。 強調表示されている用語の上にマウス カーソルを置くと簡潔な定義がポップアップするのに対して、Ctrl キーを押しながら用語をクリックすると Team Server 用語集におけるその用語に移動します。
ユーザー インターフェイスの強化
キーボード ナビゲーションを容易にするため、ダイアログ ボックスでのタブ順序が改善されました。
リリース ノート
インストール上の重要な注意事項
- ER/Studio Data Architect の 64 ビット クライアント版をインストールする場合は、同ソフトウェアの 32 ビット版が既にインストールされていれば、それをアンインストールする必要があります。
- Microsoft Windows に ER/Studio Data Architect をインストールするには、管理者権限が必要です。ER/Studio Data Architect のインストールが完了したら、標準または制限ユーザーとしてログインし、管理者権限を持たずにアプリケーションを使用できます。
- ER/Studio Data Architect を実行するには、有効なライセンス情報を提示する必要があります。
- ER/Studio Data Architect をインストールすると、これまで Program Files フォルダ下に格納されていた特定のファイルおよびディレクトリは、デフォルトでシステム指定のアプリケーション データ ディレクトリにインストールされるようになりました。
- インストール時に、次のディレクトリが作成されます。
- データ型マッピング エディタ ファイルのディレクトリ(ユーザー生成のデータ型マッピング ファイルのデフォルトの格納場所にもなります):
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\DatatypeMapping
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\DatatypeMapping
- オートメーション ハンドラ ファイルのディレクトリ(サンプル マクロのデフォルトの格納場所にもなります):
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Macros
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Macros
- サンプル モデル ファイルのディレクトリ(ER/Studio Data Architect プログラム グループにショートカットが生成されます):
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Sample Models
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\ProgramData\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Sample Models
- データ型マッピング エディタ ファイルのディレクトリ(ユーザー生成のデータ型マッピング ファイルのデフォルトの格納場所にもなります):
- アプリケーションを初めて実行すると、ER/Studio Data Architect により次のディレクトリが作成されます。
- Repository クライアントで Repository サーバーとのファイル転送に使用されるディレクトリ:
- Windows XP の場合:
- C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\RepoIn
- C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\RepoOut
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合:
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\RepoIn
- C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\RepoOut
- Windows XP の場合:
- レポート ファイルのデフォルト ディレクトリ:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\Reports
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\Report
- SQL スクリプトのデフォルト ディレクトリ:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\SQLCode
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\SQLCode
- クイック ウィザード ファイルのデフォルト ディレクトリ:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Embarcadero\ERStudio\XML
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Embarcadero\ERStudio\XML
- 新規ダイアグラムのデフォルトの保存場所:
- Windows XP の場合: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Embarcadero\ERStudioDA_X.X\Sample Models
- Windows 8、Windows 7、Windows Vista の場合: C:\Users\<ユーザー名>\Documents\ERStudioDA_X.X
- Repository クライアントで Repository サーバーとのファイル転送に使用されるディレクトリ:
本リリースに関する重要な報告
- バージョン 11.0 の手動アンインストール: 旧バージョンの ER/Studio 11.0 をお持ちの場合、インストールを実行する前に手動でアンインストールする必要があります。
- ER/Studio Repository 同期との互換性を保つため、このバージョンの ER/Studio Data Architect では、すべての Repository 操作に ER/Studio Repository 7.0 以上が必要です。
ER/Studio Portal は ER/Studio Data Architect ではサポートされなくなりました。これまで ER/Studio Portal で提供されてきた機能の大半は、ER/Studio Team Server で提供されるようになりました。これまで[Repository]タブを使用してポータルをブラウズしていたユーザーは、代わりに Web ブラウザを使用できます。
- ライセンスの実施
Repository と連携する場合は、すべてのユーザーが同じ種類のライセンスを使用する必要があります。ER/Studio では、Enterprise Team Edition ライセンスを持つユーザーがログインした場合に Repository を Enterprise Team Edition Repository としてマークすることにより、これを実施するようになりました。それ以降は、Team Edition 以外のライセンスを持つユーザーがログインしようとしても、ログインできません。
バグ修正
特定のバグ番号を検索するには、お使いの Web ブラウザの検索機能を使用してください。また、下記のリンクをクリックすると、特定のビルドで対処された問題を確認できます。
ER/Studio Data Architect 11.0.1 で修正されたバグ
ERS-24620 | Teradata カラム長のリバース エンジニアリングが正しくなりました。 |
ERS-24661 | 韓国語の語順が正しく表示されるようになりました。 |
ERS-24602 | Trigger.Text が読み書きプロパティであると、ドキュメントに誤って記載されています。 |
ERS-24745 | [XML スキーマ生成]ウィザードの[エンティティ オプション]で[親エンティティ要素への要素参照を追加]を選択しても、親複合型への参照が追加されません。 |
ERS-24322 | 図形の位置が正しくないために、特定のモデルを取得するときに Data Architect がクラッシュします。 |
ERS-24496 | Teradata のバグ - 日付の形式がデフォルト値の場合、生成される構文が間違っています。 |
ERS-24609 | Teradata の 10 進カラムが、IDENTITY カラムとしてデータベースからモデルに誤ってリバース エンジニアリングされています。 |
ERS-24722 | TERADATA - COMPRESSION が常に NULL として表示されますが、元の DDL にはいくつかの異なる圧縮値が示されています。 |
ERS-24724 | TERADATA - CLOB カラムをリバース エンジニアリングすると、定義したデータ長が間違っています。 |
ERS-24633 | スキーマを比較するオプションがありません。 |
ERS-24681 | Teradata のリバース エンジニアリングに関する問題です。 |
ERS-24714 | 名前付きリリースの設定時にエラーが発生します。 |
ER/Studio Data Architect 11.0 で修正されたバグ
ERS-24544 | [エンティティ エディタ]のヘルプ リンクが修正されました。 |
ERS-19764 | 日付のアタッチメントは、ユーザー ロケール固有の形式で格納されるようになりました。 |
ERS-24475 | Teradata の[比較とマージ]で正しい差分スクリプトが生成されるようになりました。 |
ERS-24483 | MS SQL Server 2014 の制約名書式の問題。 |
ERS-24482 | MS SQL Server 2014 の VARCHAR(MAX) の修正。 |
ERS-24344 | API -- SrcTrgtTableOwnerName が DataMovementColumnLink クラスに追加されました。 |
ERS-23890 | Teradata のフォワード エンジニアリング構文の問題が修正されました。 |
ERS-23891 | Teradata のインデックス構文の問題が修正されました。 |
ERS-22479 | エンティティ名やテーブル名を表示するウィンドウが長くなりました。 |
ERS-24403 | [オブジェクトの比較]タブに[ユーザー]チェック ボックスが追加されました。 |
ERS-23914 | Hive データ ソースのリバース エンジニアリングが失敗する場合がありました。 |
ERS-24313 | Create/Drop ForeignKeys で制約名が一致するようになりました。 |
ERS-24151 | リバース エンジニアリングや比較/マージの際に発生していた名前の切り詰めの問題が修正されました。 |
ERS-23188 | マクロから返されるアタッチメントに関する問題が修正されました。 |
ERS-23860 | モデル ノードにドロップして、ネストしたサブモデルをルートにすることが可能になりました。 |
ERS-23987 | 不特定リレーションシップの場合に作成される関連エンティティに関する問題が修正されました。 |
ERS-22517 | スクロールするオブジェクトの重複の問題が修正されました。 |
ERS-24184 | ImportAttributeAttachments マクロを更新して、Attachments マクロの更新の問題を解決しました。 |
ERS-24248 | Excel へのエクスポートでの PK 値のエラー。 |
ERS-24059 | 型の不一致の問題。 |
ERS-24094 | サンプル マクロ "Move-Up Key Columns(キー カラムを上に移動)" に関する修正。 |
ERS-23878 | ActiveX の脆弱性の修正。 |
ERS-23689 | .erwin ファイルのインポートの問題。 |
既知の問題
ERS-23001 | テーブルのナビゲーション時および編集時にパフォーマンス上の問題が発生します。 |
ERS-24062 | Firefox で用語のハイパーリンクを初めてクリックすると、ハイパーリンクが表示されなくなります。 |
ERS-24319 | Oracle の COMPRESS オプションが SQL ファイルのインポートでサポートされていません。 |
ERS-23678 | MongoDB からのリバース エンジニアリングで、さまざまなデータ型のフィールドや配列を含んだ間違った結果が生成されます。 |
ERS-23791 | 比較/マージで MongoDB オブジェクトを適切にマージできない場合があります。 |
ERS-24419 | 名前付け標準テンプレートの適用後、ユーザーは[エンティティ エディタ]を閉じて開き直す必要があります。 |
ERS-24577 | たとえチェックインが Repository サーバーで失敗しても、変更レコードに完了のマークが付きます。 |
アップグレード手順
Embarcadero Connect から ER/Studio Team Server へのアップグレード
ER/Studio Team Server へのアップグレードの詳細については、「ER/Studio Team Server アップグレード ノート」を参照してください。
移行に関するテクニカル ノートも確認してください。
ER/Studio Repository ユーザーのアップグレード
「旧バージョンからのアップグレード」を参照してください。
ER/Studio Repository 7 より前のバージョンのアップグレード
ER/Studio Repository 同期との互換性を保つため、このバージョンの ER/Studio Data Architect では、すべての Repository 操作に ER/Studio Repository 7.0 以上が必要です。このバージョンの ER/Studio Data Architect を使用するには、Repository バージョン 7.0 以上にアップグレードする必要があります。
エンバカデロ・テクノロジーズのテクニカル サポート
サポート チームに連絡するには、サポート ページ(embarcadero.com/support)にアクセスしてください。
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