UML 2.0 コンポジット構造図の定義

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図は、『Unified Modeling Language: Superstructure version 2.0』(2003年8月)、178 ページから引用されています。

定義

コンポジット構造図は、分類子(クラスやコンポーネントなど)の内部構造を描写するもので、ほかのシステム部分とやり取りするポイントなども含まれます。 パートとは、複数で連携してそれらを内包する(親となる)分類子の振る舞いを実行するもので、この図では、このパートの構成を表します。

コラボレーションは、パート(ロール)群が協調動作を行う構造を記述します。 コラボレーションは、「コラボレーション利用」を介してオペレーションまたは分類子に適用されます。

コンポジット構造図におけるクラスやコラボレーションは、内部構造やポートを持つことができます。 内部構造は、コンテナとなるクラスやコラボレーション内において、一連の相互接続されたパート(ロール)によって表現されます。 コラボレーションやクラスの構成要素は、コネクタによってリンクされます。

ポートは、内包されているパート上、またはクラスの境界線上に表示できます。

内包されるパートは、参照としてコンテナに入れることもできます。 参照パートは、点線の長方形で表現されます。

コンポジット構造図では、提供インターフェイスと要求インターフェイスのボール&ソケット表記がサポートされています。 図では、必要であればインターフェイスを表示/非表示にできます。

サンプル図

UML 2.0 コンポジット構造図


関連項目