EMS サーバーのアップグレード

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[EMS アップグレード ウィザード]を使用して、EMS データベースや構成ファイルをアップグレードしたり、バックアップを作成することができます。

EMS データベースのバージョン番号が EMSDevServer.exe で想定されているバージョン番号よりも小さい場合には、[EMS アップグレード ウィザード]は自動的に起動します。

EMS アップグレード ウィザードを使用すると、以前のバージョンの RAD Studio で作成されたお使いの EMS データベースを更新することができます。

EMS サーバーのアップグレード

[EMS アップグレード ウィザード]を起動するには:

  1. コマンド ライン ツールを開いて、次のコマンドを入力します。
    emsdevserver -upgrade
  2. [EMS アップグレード ウィザード]が開いて、新しい EMS データベースを作成したり、既存の EMS データベースをコピーすることができます。
  3. [新規データベースの内容]ページが開きます。
    • 空のデータベースを作成するか、内容が含まれたデータベースを作成するかを選択します。
      • [既存の EMS データベースをコピー]: システムにインストールされている既存の EMS データベースの内容をコピーできます。
        メモ: [コピー元データベース]ページが開いてデータベースを指定できます。
      • [空の EMS データベースを作成]: 内容のない EMS データベースを作成できます。
        メモ: 次は[データベースの新規作成]ページが開きます。
      • [サンプル データを含む EMS データベースを作成]:新しい EMS データベースにテスト用のサンプル データを追加できます。
        メモ: 次は[データベースの新規作成]ページが開きます。
    EMSUpgrade DBContent.png
  4. [コピー元データベース]ページが開きます(既存の EMS データベースから内容をコピーする場合のみ)。
    • [コピー元データベース]ページで以下の値を入力して、既存のコピー元 EMS データベースに対する接続パラメータを指定します。
      • [サーバー インスタンス]: コピー元の EMS データベースが置かれている InterBase インスタンスを指定します。
      • [DB ファイル名]: emsserver.ib
      • [DB ファイル ディレクトリ]: デフォルト パスは C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS です。
      • [DB ユーザー名]: パラメータのデフォルト値は sysdba です。
      • [DB パスワード]: パラメータのデフォルト値は masterkey です。
        メモ: [パスワードを表示する]を選択すると、パスワードが暗号化されないまま表示されます。
      • [接続テスト]ボタンをクリックして、接続パラメータをテストします。接続が正しくセットアップされていれば、EMS データベースの現在のバージョン番号を示すメッセージが出力されます。
      • [>> 次へ]をクリックします。
    EMSUpgrade SourceDB.png
  5. [データベースの新規作成]ページが開きます。
    • [データベースの新規作成]ページで以下の値を入力して、新しい EMS データベースの接続パラメータと構成パラメータを指定します。
      • [サーバー インスタンス]: EMS データベースを置く InterBase インスタンスを指定します。
      • [DB ファイル名]: emsserver1.ib
      • [DB ファイル ディレクトリ]: デフォルト パスは C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS です。
      • [DB ユーザー名]: パラメータのデフォルト値は sysdba です。
      • [DB パスワード]: パラメータのデフォルト値は masterkey です。
      • [>> 次へ]をクリックします。
    EMSUpgrade DBConnection.png
  6. [最終決定]ページが開きます。
    • [完了]をクリックすると、以下のファイルがデフォルト パス C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS に作成されます。
      • [DB ファイル]:EMS データベース ファイル(emsserver.ib)。InterBase サーバーが動作している必要があります。
      • [構成ファイル]: EMS サーバー構成ファイル(emsserver.ini)。
      • [バックアップ構成ファイル]: 既存の EMS サーバー構成ファイルのコピー(emsserver.ini.backup という名前で保存)。
    EMSUpgrade Paths.png
  7. [情報]ウィザードが開き、作成されたファイルとデータベースにコピーされたデータとが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
    EMSUpgrade Confirmation.png

コマンド ラインからのアップグレード ウィザードの実行

以下の手順でアップグレード ウィザードを実行することができます。

  1. コマンド プロンプト(cmd.exe)を開きます。
  2. 次のコマンドを入力します。
emsdevserver -upgrade
  1. コマンド プロンプト(cmd.exe)を開きます。
  2. EMSDevServer.exe のフォルダ(以下を参照)に移動します。
    • 32 ビット Windows の場合C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\18.0\bin
    • 64 ビット Windows の場合C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\18.0\bin64
  3. 次のコマンドを入力します。
EMSDevServer.exe -upgrade

関連項目