TSimpleDataSet を使用する
操作手順：データベース手順を実行する への移動
TSimpleDataSet は，2 層アプリケーション向けに設計された特別なクライアントデータセットです。SQL クライアントデータセットは単方向データセットと同様に，SQL 接続コンポーネントを使ってデータベースサーバーに接続したり，サーバー上で実行する SQL 文を指定できます。また，ほかのクライアントデータセットと同様に，ナビゲーションと編集ができるようにデータをメモリ内のバッファに保存します。
TSQLStoredProc を使用する
- ツールパレットの［dbExpress］カテゴリから，TSimpleDataSet コンポーネントをフォームにドラッグします。
- Name プロパティに，アプリケーションに適した重複しない名前を設定します。
- ツールパレットの［dbExpress］セクションから，TSQLConnection コンポーネントをフォームにドラッグします。
- TSimpleDataSet コンポーネントを選択します。Connection プロパティに TSQLConnection コンポーネントを設定します。
- サーバーからデータを取得するには，次のいずれかを実行します。
- CommandType を ctQuery に設定し，CommandText にはサーバー上で実行する SQL 文を設定します。
- CommandType を ctStoredProc に設定し，CommandText にはサーバー上で実行するストアドプロシージャ名を設定します。
- CommandType を ctTable に設定し，CommandText には使用するデータベーステーブル名を指定します。
- ストアドプロシージャから返されたカーソルをビジュアルデータコントロールで使用する場合は，データソースコンポーネントをフォームに追加します。
- データソースコンポーネントの DataSet プロパティに TSimpleDataSet オブジェクトを設定します。
- データセットをアクティブにするには，Active プロパティを使用するか，Open メソッドを呼び出します。
- ストアドプロシージャを実行し，出力パラメータを取得する場合は Params プロパティを使用します。