InterBase ToGo および IBLite の利用
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InterBase ToGo データベース エンジンは、InterBase データベース エンジン ライブラリを直接使用することでアプリケーションに組み込むことができます。 これは、どのサーバーやエンドユーザーのワークステーションにインストールされている必要もなく、また、InterBase Server や InterBase Desktop のように、使用する前にマシンに InterBase がインストールされている必要もありません。
ToGo は、別にデータベース サーバー プロセスを走らせるのではなく、アプリケーションのプロセス空間でデータベース エンジンを実行させます。 組み込み型 InterBase エンジンは、ネットワーク接続を使用せず、アプリケーションと単独のデータベース サーバーとの間でのデータ転送も行われないため、データベース アプリケーションはより高速な動作が可能になります。 これによりアプリケーションの開発者は柔軟で広範な選択肢でデータベースを設計しデプロイメントできます。 この組み込み型サービスに適したアプリケーションには、小型デバイスや、公衆キオスク端末、InterBase を使用して構築された VAR(Value Added Resellers: 付加価値再販業者)アプリケーションのローエンド版などが挙げられます。
VAR になるための詳細については、http://www.embarcadero.com/products/interbase/faq#oem を参照してください。
1 つのアプリケーションのみが、 データベースへの接続を許可されます。 アプリケーションは、 データベース ファイルを排他的にロックをかけます。ただし、このアプリケーション自身はそのデータベースへ複数の接続を行うことができるため、マルチスレッド アプリケーションは、単一の接続、もしくは、複数の接続を確立して、同時にデータベースにアクセスすることができます。 またこれは、組み込み型データベース エンジンを使用するアプリケーションがデータベースを使用している(接続している)場合には、そのデータベースに他のクライアントはアクセスできないことを意味します。