InterBase ToGo と IBLite のデフォルト フォルダ
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InterBase 構成ファイルやその他のファイル(interbase.msg など)の場所は、アプリケーション以下の "interbase" サブディレクトリに限定されます。 interbase.log ファイルもまた、macOS 上では、デフォルトで interbase サブディレクトリ上に置かれます。 interbase.log ファイルの場所については、次の環境変数を設定することで制御することができます(以下は優先順)。
- INTERBASE_TMP 環境変数
- TMP 環境変数
目次
InterBase ToGo Temp ディレクトリ
読み取り専用メディアから一時ファイルへアクセスおよび作成できるようにするために、InterBase は、設定パラメータ "INTERBASE_TMP" の値を利用します。 "INTERBASE_TMP" は、"interbase.log" といった書き込みファイルの場所を制御します。 "INTERBASE_TMP" 設定パラメータが設定されていない場合、次の順番で、環境変数の存在がチェックされ、見つかり次第それが使用されます。
- TMP 環境変数で指定されたパス。
- TEMP 環境変数で指定されたパス。
- USERPROFILE 環境変数で指定されたパス。
- Windows ディレクトリ。
Temp Directory の指定に関するさらなる情報については、次を参照してください: 『操作ガイド』の「ソート ファイルの設定」
InterBase ToGo のアプリケーション開発
InterBase ToGo のアプリケーションを開発する最も簡単な方法は、InterBase Developer Edition を使用して開発を行うことです。 InterBase Developer Edition は、Embarcadero IDE に含まれており、Embarcadero の Web サイトからも無料でダウンロードできます。
自分のアプリケーションを InterBase ToGo で使用する準備が整ったら、必要な作業は、その実行可能ファイルを ibtogo.dll と同じディレクトリにコピーするのみです。 開発にこの方法を使用する場合、パスについて懸念する必要はありません。 またこの方法を使用するなら、InterBase の他のインストール ファイルが同じコンピュータ上にあるかどうかについても、心配する必要はありません。
InterBase ToGo は、Windows の標準検索順を採用してロードされます。 これは、自分の実行可能ファイルを ibtodo.dll と同じディレクトリに置かないことにした場合、重要な情報となってきます。 Windows の標準検索順に良く知らない場合には、ここですぐお読みになることをお勧めします。
- メモ: InterBase ToGo へのインターフェイスは、ibtogo.dll を介します。 これは、gds32.dll を使用する InterBase Server/Desktop エディションとは異なります。 しかしながら、ibtogo.dll と gds32.dll は、同じインターフェイスを持っています。 つまり、InterBase Desktop エディション向けに記述されたアプリケーションと、InterBase Server エディション向けに記述されたアプリケーションの 98% は、ibtodo.dll を gds32.dll に単純に名前変更するのみで、あとは変更なしに動作するということになります。
IBConsole を InterBase ToGo で使用する
IBConsole は InterBase ToGo に同梱されていませんが、お使いのデータベースの管理をするのにグラフィカル ユーザー インターフェイスが必要ならば、InterBase ToGo と共に問題なく使用することができます。 IBConsole は、InterBase Developer Edition から入手できます。 使用する IBConsole のバージョンによって、上で注記したように、ibtogo.dll を gds32.dll へ、名前変更/コピーする必要があるかもしれません。 InterBase ToGo では、複数のアプリケーションが同時に同じデータベースを使用することができないため、アプリケーションがデータベースを使用しているのと同時には IBConsole を使用できない点に留意してください。
これで、『ToGo クイック スタート』チュートリアルは完了です。