InterBase XE7 Update 1 Readme
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リリース: 2015年3月
本リリースでは、複数の更新と強化が行われています。このファイルには重要な情報が含まれており、その中にはオンライン ヘルプに記述されていないものもあります。 このファイルのすべての内容に目を通してください。 重要: このドキュメントの最新バージョンについては、こちら をご覧ください。
この Readme は、次のセクションから構成されています:
1. システム要件
このバージョンをインストールし実行するためのシステム要件については、『インストール、登録、ライセンス情報 』のドキュメントを参照してください: 「登録とライセンス管理」。
重要: 本リリースの更新要件を必ず確認してください。
2. 新機能
InterBase 2020 Update 6 Update 1:
ToGo Edition でのワークフローに対する更新
本リリースには、登録後 30 日で期限切れとなる ToGo Trial Edition が含まれています。 ライセンス情報については、「InterBase ToGo トライアル ライセンス」を参照してください。
変更ビューの機能
本リリースでは、変更ビューに次の更新が含まれています:
DROP SUBSCRIPTION
サブスクリプションをドロップする機能が、変更ビューに追加されました。 DROP SUBSCRIPTION の構文:
DROP SUBSCRIPTION <subscription_name> [RESTRICT | CASCADE];
一連の変更ビューの監視に対する関心を解除するには、サブスクリプションをドロップしなければなりません。
-
- RESTRICT が指定されている場合、既存のサブスクライバのチェックが実行されます。
- サブスクライバがいた場合、サブスクリプションのドロップは行われず、エラーが返されます。
- CASCADE が指定されている場合、このサブスクリプションのすべてのサブスクライバがドロップされます。
- RESTRICT と CASCADE のどちらも指定されていない場合、RESTRICT が指定されているとされます。
SQL 拡張
InterBase SQL では、変更ビューに対するサポートを、IS [NOT] {CHANGED | INSERTED | UPDATED | DELETED} 句によって提供しています。
SET SUBSCRIPTION sub_employee_changes ACTIVE; SELECT EMP_NO, DEPT_NO, SALARY FROM EMPLOYEE WHERE SALARY IS UPDATED; EMP_NO DEPT_NO SALARY -------- ---------- ---------- 109 600 75000
上記の例では EMP_NO=37 の社員の部署の再割り当てが、この人事異動のための賃金調整がなかったため、返ってきてないことが分かります。 IS CHANGED 句は、いずれかの SQL オペレーションによる、列の変更を検知します。
既知の制約
- InterBase XE7 Update 1 より、SELECT リストのすべての項目は、INTO リストの該当する項目に一致してなければならない、という新しい要件が、FOR EXECUTE STATEMENT にに対して追加されました。
- CREATE SUBSCRIPTION 構文は基本テーブルに限定されます。
- CREATE SUBSCRIPTION は、テーブルの所有者によってのみ、テーブルに適用されます。
IBConsole での更新
本リリースには、IBConsole 機能に対する大きな更新がいくつか含まれています:
[Start Here]タブ
[Start Here]タブは、IBConsole にアクセスすると開きます。 このタブには、ビデオ、ユーザー ガイド、チュートリアルのコレクションがあります。 また、InterBase の Web サイトへのアクセスも提供しており、そこでは、概要、新機能の説明、FAQ、用語集、チュートリアル ビデオなどは公開されています。
IBConsole のデータベース ペイン
左下隅にあるペインには、頻繁に使用されるデータベースが一覧されます。 ペインには、そのデータベースへ接続するためのリンクであるデータベース エイリアスと、サーバー名、そして、データベースが最後にアクセスされた日付が表示されます。
変更ビューのサブスクリプション サポート
IBConsole が、サブスクリプション エディタをサポートしました。 このサブスクリプション エディタは、暗黙ビューで観察できた前のトランザクション移行に変更されたデータを返します。 これにより、前回自分が見た後に変更されたデータを確認することができます。
- データベースのサブスクリプション フィールドをクリックし、Create をクリックすると、サブスクリプション エディタ ダイアログにアクセスすることができます。 既存のサブスクリプションの名前を入力できます。 エディタには、tablename、fieldnames、Change、Insert、Update、Delete の詳細事項が一覧されます。 これらの詳細は、追加または削除することができます。 また、編集されたサブスクリプションの説明を入力することも可能です。
3. 移行における問題
4. 既知の問題
- 古いクライアント(古い IBConsole)が、新しい ODS 16 データベースに接続しようとすると、例外が発生する点に注意してください。これは、そのクライアントが INTEGER として定義されていないデータ型に直面するためです。
- 回避策: 新たな IBConsole をインストールして、新旧の InterBase サーバーに接続します。 新しい IBConsole は、この用途のために後方互換性があります。
- IBConsole パフォーマンス モニタリングが、誤った値を ODS 16、ダイアレクト 1 データベースに対して提供します。
- 回避策: ODS 16 ダイアレクト 1 では回避策はありません。 ダイアレクト 3 データベースを使用して、IBConsole パフォーマンス モニタリングを試してみてください。
- UNICODE_LE と UNICODE_BE (いずれも 16 ビットの UNICODE 文字セット)は、サーバーの文字セットとしてのみ使用できます。 これら 2 つの文字セットはクライアントの文字セットとしては利用できません。 クライアントで UNICODE 文字を完全にサポートする必要がある場合、クライアントのキャラクタ セット(別名 LC_CSET)には、UNICODE_LE や UNICODE_BE ではなく UTF8 を使用してください。 クライアントでは、UTF-8(またはその他のネイティブな)クライアント キャラクタ セットを使用して、UNICODE データベースに接続できます。
- InterBase サーバーがクラッシュすると、Windows エラー報告(WER)ダイアログが間欠的に現れます。
- 解決方法: 弊社では、把握しているクラッシュを修正するよう努力しています。 それまでの間は、Windows レジストリを変更すると、Windows エラー報告ダイアログが現れないようにすることができます。 レジストリ属性 HKEY_CURRENT_USERS\Software\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\DontShowUI の値を 1 に設定すると、表示されなくなります。 これは、MSDN の記事 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb513638(VS.85).aspx の推奨事項によります。 今後のビルドでは、ibserver.exe 内からオプションを構成して、InterBase サーバーのバイナリの場合にだけダイアログを表示しないよう WER を設定できるようにすることを検討しています。
- 問題: ハイパースレッディング: InterBase は、ハイパースレッディングを Windows 上の 32 ビット エディション、およびそれ以前の Intel CPU アーキテクチャでのみサポートしています。 この機能が一部の最新 CPU アーキテクチャ上で動作しないことは、既知の問題です。 お使いの InterBase のデプロイメントが、システム上で利用可能な CPU コア数より少なくライセンス許可されている場合、IBConfig 内の CPU_AFFINITY の設定で、インストールをカスタマイズして、InterBase 用に期待する CPU コア数を選択することができます。
5. 解決された不具合
6. ヘルプが必要なときには
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