InterBase 2017 の新機能
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目次
新機能
InterBase の機能をさらに拡張する新機能と拡張機能が導入されています。新機能または拡張機能のいくつかを以下に示します。
ODS の新バージョン
InterBase 2017 で作成されたデータベースは、ODS 17 を使用します。
isql
- 新しい
RECONNECT
コマンド
isql
は新しいコマンド、RECONNECT
をサポートしました。RECONNECT
をisql
や SQL スクリプトで使用して、最後に接続に成功したデータベースに再接続します。 詳細については、RECONNECT を参照してください。
- 新しい
-names
コマンドライン オプション
isql
は、新しいコマンドライン オプション、-names <<文字セット名>>
をサポートします。 のオプションを使用すると、現在のデータベース接続に使用する文字セットを指定することができます。詳細については、「コマンドライン オプション」を参照してください。
全オンライン データベースのモニタリング
InterBase 2017 では、単一のコネクションで、サーバー内の全オンライン データベースのモニタリングを提供します。管理者は、サーバー レベルの統計を使用して、インスタンスの利用状況をさらにモニタリングすることができます。
メモ:この機能は、ODS 17 以降でのみ利用可能です。
この機能を使用するには:
- システム上の管理データベースに接続します。
- 単一のデータベースで行うのと同じ要領で、パフォーマンス モニタリング クエリを、任意の TMP$ テーブルに対して実行します。現在オンライン上にあるすべてのデータベースの累積データを見ることができます。
制限事項
- admin 以外のデータベースに対する SWEEP、FLUSH、RECLAIM については、TMP$DATABASE に対して UPDATE オペレーションを実行します。
- admin 以外のデータベースに対する COMMIT、ROLLBACK については、TMP$TRANSACTIONS に対して UPDATE オペレーションを実行します。
サブスクリプションは、ALTER TABLE の変更を反映する
サブスクリプションは、ALTER TABLE で列が追加された際に、変更を反映するようになりました。たとえば、次のコード FOO_SUBS は、新たに追加された列 BID を表示します。
CREATE TABLE FOO (AID INT);
CREATE SUBSCRIPTION FOO_SUBS ON FOO;
INSERT INTO FOO VALUES (1);
ALTER TABLE FOO ADD BID INT;
UPDATE FOO SET BID=2;
COMMIT;
メモ: データベースは ODS 17 でなければなりません。
排他的隔離レベル
排他的隔離により、トランザクションは、対象テーブルに対して排他的ロックを取得することができ、テーブルに対して、SELECT
、INSERT
、UPDATE
、DELETE
を実行できる唯一のものとなることができます。 詳細については、「排他的隔離レベル」を参照してください。
SQL 派生テーブルのサポート
InterBase が、よく使用される SQL 開発機能である、派生テーブルをサポートするようになりました。 派生テーブル構文により、既存のアプリケーションの機能を強化して、InterBase をバックエンド RDMBS として使用できるようにします。 詳細については、「派生テーブル」ドキュメントを参照してください。
Truncate Table
Truncate Table コマンドにより、ユーザーおよびアプリケーションは、データベース テーブルのコンテンツを空にします。 この機能は、行を頻繁に削除する必要があるテーブルの場合に便利です。 Truncate Table コマンドは、同等の DELETE FROM
テーブル コマンドに比べ、実行はより高速であり、必要な入出力はより少なく、そしてはるかに少ない情報をジャーナル記録およびアーカイブします。 詳細については、「Truncate Table」を参照してください。
トランザクションの待機時間
ロック可能なリソースを取得するために、トランザクションが待機する時間を指定します。 ロック可能なリソースが取得できるまで、トランザクションが待機する時間を指定できるようになりました。 詳細については、「待機時間」を参照してください。
一行コメント
2 つのダッシュを使用して、SQL 文に一行コメントを追加することができます。詳細と例については、「コメント」を参照してください。
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その他
変更ビューのパフォーマンス
InterBase 2017 の変更ビューの抽出パフォーマンスが強化されています。 メモ: このパフォーマンス強化は、ODS 17 データベースでのみ機能します。
復元データベースの最初のスイープが高速スイープに
InterBase 2017 より、復元したデータベースは即座にスイープ済みとマーク付けされ、そのデータベースの最初のスイープは、ファースト スイープとなります。 この機能を利用するには、データベース復元を、InterBase 2017 で行い、ODS 15 または ODS 16 を使用する必要があります。 スイープの詳細については、「スイープ間隔と自動保守」を参照してください。
解決された不具合
InterBase 2017 における不具合修整状況については、「解決された不具合」を参照してください。
システム要件と前提条件
InterBase をインストールおよび実行するためのシステム要件については、「システム要件/前提条件」を参照してください。