Bde.DBTables.TSession

Delphi
TSession = class(TComponent, IDBSession)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TSession : public System::Classes::TComponent
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Bde.DBTables.pas Bde.DBTables.hpp |
Bde.DBTables | Bde.DBTables |
説明
TSession は、アプリケーションで使用するデータベース接続のグループをグローバルに管理するためのものです。
TSession を使用すると、アプリケーション内のデータベース接続のグループを管理することができます。TSession の利用法には、標準と、Paradox の複数の net ファイルと、マルチスレッド データベース アプリケーションの 3 つがあります。
ライブラリは、すべてのデータベース アプリケーションで使用できる、グローバルにアクセス可能な Session という名前のデフォルト TSession コンポーネントを自動的に作成します。このデフォルト セッション コンポーネントは、標準のデータベース接続を扱います。アプリケーションでは、実行時にそのプロパティやイベントやメソッドにアクセスして、デフォルト セッションを制御することができます。
ネットワーク上のさまざまな場所に存在する複数の Paradox テーブルに同時にアクセスする必要があるデータベース アプリケーションは、ネットワーク上の場所ごとに 1 つの、複数のセッションを確立することができます。
最後に、同じデータに対して 2 つのクエリを一度に実行するなど、同じデータベースに対する複数の同時接続を確立しなければならないデータベース アプリケーションを、マルチスレッド アプリケーションといいます。マルチスレッド アプリケーションでは、同じデータベース サーバーに対する同時接続それぞれについて 1 つのセッション コンポーネントを追加で作成し、保持しなければなりません。
メモ: 複数のセッションを保持するアプリケーションは、TSessionList コンポーネントを使ってそれらのセッションを管理することができます。すべてのデータベース アプリケーションで利用できるよう、Sessions という名前のデフォルト セッション リスト コンポーネントが自動的に作成されます(これは複数形になっていて、デフォルト セッション コンポーネントの Session とは異なることに注意してください)。
メモ: TSession は IDBSession インターフェイスを実装しているため、グローバルの PasswordDialog 関数を使ってコンポーネントにパスワードを渡すことができます。