System.ZLib.TZCompressionStream

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System.ZLib.TCustomZStreamSystem.Classes.TStreamSystem.TObjectTZCompressionStream

Delphi

TZCompressionStream = class(TCustomZStream)

C++

class PASCALIMPLEMENTATION TZCompressionStream : public TCustomZStream

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
class public
System.ZLib.pas
System.ZLib.hpp
System.ZLib System.ZLib

説明

ストリームに書き込むときにデータを圧縮します。

TZCompressionStream は、書き込み時にデータを圧縮する、書き込み専用の順次アクセス ストリームです。圧縮されたデータは別のストリームに書き込まれ、それが TZCompressionStream のコンストラクタに渡されます。TZCompressionStream は出力ストリームの所有権を自分のものにしません。ストリームを作成し、初期化し、不要になったら破棄するのは、開発者の責任です。

TZCompressionStream オブジェクトから読み出しを行うと、ECompressionError 型の例外が発生し、メッセージ文字列は "Invalid Stream Operation" に設定されます。同様に、Seek 操作を行うと ECompressionError 例外が発生しますが、現在の位置からオフセットが 0 の Seek 操作を実行することは可能です。そうすると、ストリームに書き込まれた、圧縮されないそのままのバイトが返されます。

ストリーム オブジェクトを作成するときに、使用する圧縮レベルを設定します。指定可能な圧縮レベルは、clNone、clFastest、clDefault、および clMax です。

ストリームの出力バッファにデータを書き込み、TZCompressionStream に対して Write 操作を呼び出すと、バッファの内容が出力ストリームに書き出され、それから OnProgress イベントが呼び出されます。この OnProgress イベントを使用して、進捗インジケーターなどのユーザー インターフェイス コントロールを更新することができます。

関連項目