Vcl.Controls.TControl.DoMouseWheel
Delphi
function DoMouseWheel(Shift: TShiftState; WheelDelta: Integer;
MousePos: TPoint): Boolean; dynamic;
C++
DYNAMIC bool __fastcall DoMouseWheel(System::Classes::TShiftState Shift, int WheelDelta, const System::Types::TPoint &MousePos);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | protected | Vcl.Controls.pas Vcl.Controls.hpp |
Vcl.Controls | TControl |
説明
マウスホイールの動作を処理します。
DoMouseWheel メソッドは,ユーザーがマウスホイールが回転させたときに自動的に呼び出されます。
Shift パラメータは,Shift,Alt,および Ctrl キーの現在の状態を示します。
WheelDelta パラメータは,ホイールが回転した距離を示します。WheelDelta は,マウスが上方向に回転した場合は正数,下方向に回転した場合は負数になります。
MousePos パラメータは,マウスポインタの現在の位置を示します。
DoMouseWheel は,イベントを処理するイベントハンドラがあり,そのハンドラがイベントを処理したことを示した場合は true を返します。
TControl で実装した DoMouseWheel は,最初に OnMouseWheel イベントハンドラの呼び出しを試行します。このルーチンが存在し,正常にイベントを処理した場合,DoMouseWheel は true を返します。それ以外の場合,DoMouseWheel は,マウスホイールの回転方向によって DoMouseWheelDown または DoMouseWheelUp を繰り返し呼び出します。これらのルーチンは,次に OnMouseWheelUp イベントハンドラまたは OnMouseWheelDown イベントハンドラを呼び出します。
DoMouseWheelDown または DoMouseWheelUp を最初に呼び出す前に,DoMouseWheel は,WheelDelta を WheelAccumulator プロパティに追加します。呼び出しを実行するたびに,DoMouseWheel は,WheelAccumulator のカウントを 0 に近づけていきます。この調整は,ホイールの有意な最小の動きを定義する内部定数を基に実行されます。WheelAccumulator の絶対値が定数の値を下回った場合,DoMouseWheel は,DoMouseWheelDown または DoMouseWheelUp の最後の呼び出しで返された値を返して終了します。