System.Str
Delphi
procedure Str(const X; var S: String);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure | public | System.pas | System | System |
説明
文字列を書式設定し、変数に格納して返します。
Delphi のコードでは、Str は、Width
および Decimals
に指定された書式設定パラメータに応じて、整数型または実数型の式を変換します。Width
は、結果の文字列の長さを表します。Decimals
により、小数点以下の桁数が決まります。どちらのパラメータも整数型の式です。この手続きの処理内容は Write と似ていますが、結果がテキスト ファイルに書き込まれるのではなく、変数に渡される点が異なります。
X
は、整数型または実数型の式です。Width
と Decimals
は整数型の式です。S
は、文字列型の変数またはインデックスがゼロから始まる文字配列の変数(拡張構文が使用可能な場合)です。
例(Delphi):
var
aNumber: real;
myString: string;
...
aNumber := 123456.789;
Str(aNumber: 16: 6, myString); // Predefined string length: 16. Decimal places: 6.
Writeln(myString); // The output is: ' 123456.789000'
メモ: ただし、この手続きを使用すると、W1057 文字列の暗黙のキャスト ('%s' から '%s')(Delphi)の警告がコンパイラから出力される可能性があります。
最小長があらかじめ定義された文字列が必要なのでなければ、IntToStr 関数の方を使用してください。