Vcl.Forms.TApplication.MainFormOnTaskBar
Delphi
property MainFormOnTaskBar: Boolean read FMainFormOnTaskBar write SetMainFormOnTaskBar;
C++
__property bool MainFormOnTaskBar = {read=FMainFormOnTaskBar, write=SetMainFormOnTaskBar, nodefault};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Vcl.Forms.pas Vcl.Forms.hpp |
Vcl.Forms | TApplication |
説明
Windows タスクバー ボタンを VCL アプリケーションで扱う方法を制御します。
MainFormOnTaskBar が True の場合、タスクバー ボタンはアプリケーションのメイン フォームを表し、そのキャプションが表示されます。False の場合、タスクバー ボタンは、アプリケーションの(非表示の)メイン ウィンドウを表し、アプリケーションのタイトルが表示されます。
Windows Vista または Windows 7 の Aero 効果(ライブ タスクバー サムネイル、動的ウィンドウ、Windows フリップ、Windows フリップ 3D を含む)を使用する場合、MainFormOnTaskBar を True にする必要があります。
デフォルト動作を変更する必要がある場合は、プロジェクトのソース ファイルで、Application.Initialize の後ろ、メイン フォームの作成前に MainFormOnTaskBar を設定する必要があります。MainFormOnTaskBar の設定は、アプリケーションの寿命を延ばすことを目的としており、このプロパティを後で実行時に変更すると、予期せぬ動作をする場合があります。
Delphi 2007 以降で作成されたアプリケーションでは、MainFormOnTaskBar のデフォルトは True です。それより前の製品で作成されたアプリケーションでは、False です。
MainFormOnTaskBar プロパティは、古いアプリケーションにも適用できます。このプロパティに依存するアプリケーションでは、このプロパティが MainForm の Z 順序に影響を与える点に注意してください。
既存の VCL アプリケーションを更新するには、次の行をプロジェクトのソース ファイルに追加します(以下のコード例では、MainFormOnTaskBar を設定する前の行にアプリケーションの初期化を行う行を含む)。
Delphi の場合:
Application.Initialize;
...
Application.MainFormOnTaskbar := True;
C++ の場合:
Application->Initialize();
Application->MainFormOnTaskBar = true;
新しいプロジェクトには、この行が自動的に追加されることに注意してください。
詳細は、http://www.microsoft.com/windows/products/windowsvista/features/experiences/aero.mspx を参照してください。