FMX.Objects.TEllipse.PointInObjectLocal
Delphi
function PointInObjectLocal(X, Y: Single): Boolean; override;
C++
virtual bool __fastcall PointInObjectLocal(float X, float Y);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | published | FMX.Objects.pas FMX.Objects.hpp |
FMX.Objects | TEllipse |
説明
ローカル座標で指定される点が、コントロール領域に含まれているかどうかをチェックします。
FMX.Objects.TEllipse.PointInObjectLocal は FMX.Controls.TControl.PointInObjectLocal を継承しています。以下の内容はすべて FMX.Controls.TControl.PointInObjectLocal を参照しています。
ローカル座標で指定される点が、コントロール領域に含まれているかどうかをチェックします。
PointInObjectLocal は指定した点がコントロール領域に含まれている場合は、True を返し、含まれていない場合は、False を返します。
X
と Y
はチェック対象の点を示すローカル座標です(PointInObject も参照)。
X
は X 座標です。Y
は Y 座標です。
ローカル座標では、四角のコントロールの左上隅が原点(0,0)で、右下隅が(Width,Height)です。
BoundsRect で指定されるコントロール境界の各点が、コントロールに含まれると、PointInObjectLocal はそれに対し、True を返します。
コントロールが Touch プロパティをサポートしている場合、TouchTargetExpansion プロパティで指定された値に従って、コントロール領域を任意に広げることができます。TouchTargetExpansion に保持されるのは、4 つのオプション パラメータ(Bottom、Left、Right、Top)で、コントロールの 4 辺の拡張量をピクセル単位で表わします。
クラスは「コントロール領域」定義を変更できます。以下に例を示します。
- FMX.Objects.TSelection クラスは、BoundsRect を基準に「コントロール領域」定義を拡張します。FMX.Objects.TSelection.PointInObjectLocal も、選択図形を操作するために使用する 4 つのグリップ コントロール(小四角形)のいずれかに点が属する場合、True を返します。グリップ コントロールの各四角形は TSelection の 4 隅を囲む四角形です。これらの四角形の Width と Height は
2 * GripSize
です。たとえば、TSelection のグリップ コントロールの四角形の右上隅UR_Corner
は次のとおり定義されます。(UR_Corner.Top - GripSize,UR_Corner.Right - GripSize)
-- グリップの左上隅です。(UR_Corner.Top + GripSize,UR_Corner.Right + GripSize)
-- グリップの右下隅です。
- FMX.Objects.TSelectionPoint.PointInObjectLocal は指定した点が、TSelectionPoint オブジェクトに対するグリップ コントロールの四角形に含まれている場合は、True を返し、含まれていない場合は、False を返します。