System.Currency
Delphi
type Currency = Currency;
C++
class RTL_DELPHIRETURN Currency : public CurrencyBase
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
type class |
public | System.pas syscurr.h |
System | System |
説明
Currency は、Delphi の Currency データ型を C++ で実装したものです。
Currency を使用すると、通貨値を保持できます。
メモ: Currency オブジェクトは 64 ビット符号付き整数として実装されています。整数のオーバーフローが発生するような操作は避けてください。Currency の区間は [-922337203685477.5807; 922337203685477.5807] です。
Currency で定義された演算子だけを使用してください。コンパイラでは、ユーザーが独自にオーバーロードした演算子をすべて無視します。Currency のコンストラクタを使用すると、他の Currency オブジェクトを指すポインタから Currency オブジェクトを作成できます。また、数値や文字列値から作成することも可能です。
Currency で C++ のストリーム演算子(<<
および >>
)を使用するには、以下のように、syscurr
ライブラリより先に iostream
ライブラリをインクルードする必要があります。
#include <iostream>
#include <syscurr>
...
以下のストリーム演算子が定義されています。
ostream& operator << (ostream& os, const Currency& arg);
istream& operator >> (istream& is, Currency& arg);
Currency は固定小数点データ型です。浮動小数点値から Currency に変換する際の最大誤差は 0.00005 です。