Web.HTTPApp.TAbstractWebSession

Delphi
TAbstractWebSession = class(TObject)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TAbstractWebSession : public System::TObject
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Web.HTTPApp.pas Web.HTTPApp.hpp |
Web.HTTPApp | Web.HTTPApp |
説明
TAbstractWebSession は、Web Broker アプリケーション内で、セッションを表すオブジェクトの基底クラスです。
TAbstractWebSession は、すべての Web セッション オブジェクトの基底クラスです。 これらには、TWebSession オブジェクトで表されるアクティブ セッション、そして、不正なセッション (TInvalidWebSession) が含まれます。不正なセッションは、期限が切れたためにもう使用できないセッションを表すのに使用します。
Web セッションは、ID と「名前/値」ペアのリストを持っています。 ID は、セッションを一意に識別するランダム数値です。 「名前/値」ペアは、ID と情報を関連付けるために使用されます。 値は変数です。 これらの名前の付いた Variants を使用して、単一のユーザーに関連づいたアプリケーション定義の情報を保持することができます。 このようにして、同一ユーザーからの複数の呼び出しに渡って、永続的に使用することができます。
セッション ID は、エンド ユーザーのコンピュータに、cookie を使用して保持されます。 リクエストが受信されると、Web Broker アプリケーションは cookie を確認します。 その cookie に関連付けられているセッションが存在した場合、それが現在のセッションとされます。
つまり、セッションを オブジェクトをインスタンス化する必要はありません。 Session は、Web Broker アプリケーションが HTTP リクエスト メッセージを受信した際に、自動的に作成されます。
現在のセッションが終了すると、そのセッション ID と「名前/値」ペアは破棄されます。 たとえば、現在のセッションは、ユーザーのログアウト時に大抵は終了します。 セッションはまた、指定されたタイムアウト期間アクセスがないとき、または、アプリケーションがセッションの Terminate メソッドを明示的に呼び出した際も、終了させることができます。 セッションが終了した後に、新たなセッションは作成されます。