Datasnap.DBClient.TCustomClientDataSet.FileName
Delphi
property FileName: string read FFileName write SetFileName;
C++
__property System::UnicodeString FileName = {read=FFileName, write=SetFileName};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Datasnap.DBClient.pas Datasnap.DBClient.hpp |
Datasnap.DBClient | TCustomClientDataSet |
説明
クライアントデータセットのデータを格納するファイルを指定します。
FileName プロパティは,クライアントデータセットが常に単一のファイルに対してデータを読み書きする場合に設定します。FileName が有効なファイル名の場合,クライアントデータセットは,そのファイルを閉じたときに自動的にデータを書き込みます。FileName が既存のファイル名を指定している場合,クライアントデータセットは,そのファイルを開いたときに自動的にデータを読み込みます。
変更は,ファイルの保存時にデータにマージされるわけではありません。これは,「ブリーフケース」モデルを使用するアプリケーションが FileName を設定する際に,データベースサーバーに送られる更新が失われることを防ぐためのものです。単層アプリケーションは,データセットを閉じてデータをディスクに保存する前に明示的に変更をマージしなければなりません。
メモ: クライアントデータセットは,データをファイルに書き込む際にファイルの内容を上書きします。ファイルの以前の内容は失われます。
別のファイルに対して読み書きするには,LoadFromFile メソッドおよび SaveToFile メソッドをかわりに使用します。これらのメソッドは,Active プロパティが変更されたとき以外の場合にデータをロードおよび保存するのにも使用できます。