System.Reset
Delphi
procedure Reset(var F: File; [ RecSize: Integer]); overload;
procedure Reset(var F: File; [ RecSize: Integer]); overload;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure | public | System.pas | System | System |
説明
既存のファイルを開きます。
Delphi コードでは、Reset は、F に割り当てられた名前を持つ既存の外部ファイルを、グローバル変数 FileMode で指定されたモードで開きます。 指定された名前の既存の外部ファイルが存在しない場合や、そのファイルが現在のファイル モードで開けない場合は、エラーが発生します。 F で指定されたファイルが既に開いている場合は、いったん閉じてから開き直されます。 現在のファイル ポインタの位置はファイルの先頭に設定されます。
警告: FileMode のデフォルト値は 2(読み書きアクセス)です。 これが Reset の呼び出し前に読み取り専用ファイル モードに変更されない場合は、読み取り専用ファイルを開こうとしても失敗します。
F は、AssignFile を使って外部ファイルと関連付けられる任意のファイル タイプの変数です。 RecSize は省略可能な式で、F が型なしファイルの場合にのみ指定できるものです。 F が型なしファイルの場合、RecSize は、データ転送に使用するレコード サイズを指定します。 RecSize を省略した場合は、128 バイトのデフォルト レコード サイズが仮定されます。 RecSize
は、0 以下である場合、106 I/O Error を発生します。
AssignFile(F, '') などと F に空の名前を割り当てた場合は、Reset の呼び出し後、F は標準入力ファイルを指します。
F がテキスト ファイルの場合、F は読み取り専用になります。
Reset を呼び出したあとは、ファイルが空であれば Eof(F) は True になり、そうでなければ Eof(F) は False になります。
I/O エラーが発生した場合、Reset はファイルを閉じます。CloseFile を直接呼び出す必要はありません。
メモ: {$I+} を指定した場合は、例外を使って実行時エラーが処理されます。 {$I-} を指定する場合は、IOResult を使用して I/O エラーをチェックします。