System.Win.Registry.TRegistry
Delphi
TRegistry = class(TObject)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TRegistry : public System::TObject
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | System.Win.Registry.pas System.Win.Registry.hpp |
System.Win.Registry | System.Win.Registry |
説明
TRegistry は、システム レジストリの低レベル ラッパーと、そのレジストリを操作するための関数群です。
TRegistry を使用すると、アプリケーションにおいて Windows システム レジストリへのアクセスを、カプセル化することができます。 レジストリとは、構成情報を保存および取得するためにアプリケーションが使用することのできる、データベースです。 構成情報は、階層ツリー状に格納されます。 ツリー内の各ノードは、キーと呼ばれます。 各キーには、サブキーとデータ値を格納することができ、データ値は、アプリケーションのための構成情報の部品を表します。
アプリケーションが作成し、開き、読み書きするキーはすべて、事前定義されているルート キーのサブキーとなります。 デフォルトでは、TRegistry オブジェクトは、HKEY_CURRENT_USER のルート キーで作成されます。
1 つの TRegistry オブジェクトで、一度に 1 つのキーにのみアクセスできます。 現在アクセス可能なキーを判断するには、CurrentKey プロパティの値を読み込みます。 TRegistry メソッドにより、アプリケーションは、キーのオープン、クローズ、保存、移動、コピー、削除を行うことができます。
実際の構成情報を格納しているデータ値を、1 つまたは複数、1 つのキーの中に格納することができます。 TRegistry メソッドにより、アプリケーションは、キーにデータを格納しているか問い合わせしたり、キー内のデータの読み込み、キーへのデータの書き込みなどを行うことができます。
メモ: TRegistry コンポーネントは、Windows NT 環境と完全に互換性があるわけではありません。 関数 RestoreKey や SaveKey などが正しく動作するには、大量の回避策を施すことが必要となります。